アンテナを「良い」に合わせる

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



7月がはじまり、2026年もいよいよ後半がスタートしました。

今年も半分終わったところで、ここまでのところ、2026年は自分にとってどんな年でしょうか。

年末にこの一年をふり返った時に、「今年もいろいろあったけれど、それなりに良い一年だった」と思えそうな印象でしょうか。



生きていれば、良い時もあればそうでないと感じる時もあるため、毎年の年末にいつも「良い一年だった」と思えるわけではないかもしれません。

それでも、一年という時間は、良いことだけ、もしくは悪いことだけが起きるには、少し長い時間です。

一年の間には、きっと誰にでも、良いこともあれば、悪いこともあるのではないでしょうか。

ただ、どうしても、「悪いこと」の方が私たちの関心をひきやすいのは事実かもしれません。



たとえば、楽しい、うれしい、安心というような、「良いこと」に関連する感情というのは、基本的に「今の体験」に紐づいています。

その体験が終わって、時間がたつにつれて、感情も弱まって「過ぎたこと」になっていきます。

一方で、「悪いこと」に関連する、怒りやかなしみ、後悔、心配や不安、恐怖といった感情は、「今」体験していることよりも、過去の記憶や未来の予測に紐づいています。

今、実際に体験していることが何であれ、過去その感情を体験した時のことが少しでも想起されれば、その体験に紐づいた感情が、まるで今体験しているかのように新鮮によみがえってくる。

今、実際に体験していることが何であれ、気にかかっている「あり得るかもしれない」未来に意識が向くと、その予想に紐づく感情がぐわっとあふれてくる。

「今」の体験に依拠する感情と、「今」どうであるかにかかわらず、意識を向けさえすれば自然とわき上がってくる感情とでは、どうしても後者の方に注意が向きやすく、「良いこと」よりも「悪いこと」の方が印象に残りやすいのです。



だからといって、「悪いこと」に意識を向けやすい状態を仕方ないとそのままにしてしまうと、たとえ良いことがあったとしても、より関心をひく「悪いこと」に埋もれて、流されて、まるで自分には悪いことしかないように思い込んでしまいます。

「良いこと」よりも「悪いこと」の方に意識が向きやすいからこそ、「良い」に印象を傾けるには、自分で「良いこと」を増やそうとする意識が大切になります。



日常で起きる小さな「良いこと」を拾いあげる習慣をつける。

過去や未来に意識が向いて、望ましくないメンタルになっている自分に気づいたら、これは「今」のことではないと切り替える練習を重ねる。

「今」の体験にしか紐づかない、楽しいやうれしい、安心、満足、達成感といった、自分にとって「良いこと」にかかわる感情を体験する機会を積極的に取り入れる。

どういう考え、どういう行動をしている自分の方が好きになれるかという基準で、選び、行動する。

自分は、たとえ何もしなくても、何もできなくても、誰が何と言おうと、たくさんの「良いこと」を体験して生きていい存在なんだと許してあげる。



もし、人生で「良いこと」と「悪いこと」が同じだけ起こるようになっていたとしたら、そのままだとより強く印象に残りやすい方に軍配があがってしまいます。

一年の終わりに、さまざまな節目に、良かったと思えるためには、常日頃から積極的に「良い」にフォーカスする意識と行動が肝要なのです。



歳を重ねるにつれ、ひと月や半年、一年の過ぎるスピードが早くなっていくように感じます。

その中でも、心があたたかく満たされる瞬間を、一つでも多く重ねていきたいですね。



あらあらかしこ

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