こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
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本日は2020年4月配信のメルマガバックナンバーをご紹介いたします↓↓
これまでにもSARSやMERS、新型インフルエンザ等、何年かに一度は新しいウイルス感染症が流行してきました。
今回の新型コロナウイルス(COVID-19)の流行がこれまでのウイルス感染症の流行と異なるのは、感染しても無症状や軽症の場合も多く、感染した自覚のないままウイルスを拡散する場合があることと、重症化する場合は急激に病状が悪化し、症状緩和や延命措置等の対応が間に合わないことがあるという点ではないでしょうか。
新型コロナウイルスに感染した自覚のない無症状や軽症のウイルスキャリアの人たちが、知らないうちに複数の人にウイルスを伝染し、感染した内の一部の人が重症化する。
国内で流行りはじめた頃に、マスクが足りなくなったこともあり、健康な人はマスクをしないでと政府や省庁でキャンペーンを行ったことも、流行の拡大に一役買ってしまったことと思います。
先日、志村けんさんが亡くなったことで、多くの方がかなしみとともに新型コロナウイルスの恐ろしさを急に身近に感じられたかもしれません。
新型コロナウイルスの流行によって、世界中で多くの人の生活が変わり、感染していない人も経済的に大きなダメージを被り、精神的にも不安定な状態を強いられています。
感染者が増えるということは、身近な人が感染したという人も増えるということです。
生活が大きく変化したことによるストレスや、収入が減ったりなくなったりしたことへの心配、感染するかもしれないことへの恐れや不安だけでなく、さらに大きな不安やかなしみに直面している人が増えているということです。
長く続くストレスや、強い不安やかなしみ等は、自分で思うよりずっと心身にとって大きな負担となります。
ブログでもご紹介しましたが、地域の精神保健福祉センターが新型コロナウイルスによる心の相談を受け付けています。
各センターによって、電話やメール、対面等で無料で相談を受け付けています。
心のバランスを保つのが難しくなってきたと感じられたら、お近くの精神保健福祉センターに相談してみてください。
全国の精神保健福祉センター一覧↓↓
また、生活費についても、市区町村社会福祉協議会が窓口となって生活資金の貸付がはじまっています。
一律の現金給付断念というニュースも流れてきていますので、当座の生活費の不安を解消するためにも、積極的にご活用ください。
一時的な資金の緊急貸付に関するご案内↓↓
https://www.mhlw.go.jp/content/000613522.pdf
生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金等の特例貸付の運用に関する問答集(vol.2)について↓↓
https://www.mhlw.go.jp/content/000613892.pdf
流行のはじまりから丸二ヶ月、ほとんどの方はご自身でできるさまざまなストレス対策を行いながら、ウイルスの感染が拡大し、自粛が続き、政府から迅速な生活費支援も行われない不安な状況を過ごしてきたのではないかと思います。
すでにストレスのかかる状況は長期に渡っていますが、まだ収束のきざしも見えない現状では、生活を整えることが一番のストレス対策となります。
十分な栄養と睡眠時間を確保し、外出を自粛していても一日のサイクルに適度な運動を取り入れ、屋内でもかまわないので日に当たる時間を作りましょう。
自分にとって過ごしやすい形で生活リズムを作ってみてください。
栄養、睡眠、日光、運動は、免疫力を上げるためにもとても重要ですし、心にとっても、「いつもと同じ」は安心感につながります。
自分を安定させるために利用できるサポートを積極的に活用しながら、心身の健康をキープすることを第一に過ごしていきましょう。
どうか一人でも多くの方が無事にこの災禍を越すことができますように。
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