一朝一夕にとはいかないけれど

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



立冬の頃は夏日の気温だった東京も、数日後の日曜日には師走並の気温となり、秋を飛ばして夏から冬に変わるようなひどい寒暖差となりました。

急な大雪となった地域もあるようです。

今年は、予測ができても対応の難しい天候が続いています。

どうぞ皆さまお気をつけてお過ごしください。



少し早く8月からはじまった個人的読書の秋も、ここ最近はいったんお休みをしていました。

必要な情報をひと通りインプットしたところで、少しずつ咀嚼と消化を進めるためなのか、ぱたっと本に手が伸びなくなりました。

単純に忙しさが増したということもありますが、日常の中で時折、自分の感情が動く時等に、本で読んだ内容がふっと浮かんできて、「あ〜、今のこれがあれかぁ」という気づきにつながっています。

座学の後は体験学習ね、ということでしょうか(笑)



知識として頭にあるからといって、自分自身の体験とそれが即座に結びつくとは限らないのが難しいところです。

今、自分の感じているそこはかとない不安や、いいようのない怒りや、ひたひたとせり上がるような悲しみ等が、何に由来し、何とつながっているのか。

情報をインプットしただけではなかなか、点と点をつなぐひらめきになる、というわけにはいかないようです。

とはいえそれも、一度に気づくと大変になるから、一個ずつ順番に、という無意識の自分からの配慮なのかもしれません。



どんなツールも、手にしただけでうまく使えるわけではありません。

本等から知識とその使い方を取得することはできますが、習得し、習熟するには、体験を通した学びが必要です。

自分で使ってみる、自分の体験に照らし合わせて考えてみることが欠かせません。

その過程も決して楽なものではありませんが、自転車の乗り方を覚えるのと同じように、しっかりと身についた知識やスキルや技術は一生ものです。



大変な時、つい魔法のような解決を望んでしまうこともありますが、自分の力ではなく、外からもたらされた解決は、身になる体験にはなりません。

もどかしくとも、そのもどかしさに負けることなく、自分のペースで自分のための習熟を日々積み重ねていきたいですね。



かしこ

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