こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
こんにちはと書きましたが、本当はこんばんわとした方がいいのかもしれません。
ふと目が覚めてしまい、そこから寝つけないでいる夜中にこれを書いています。
私は赤ちゃんの頃からよく眠る子だったそうです。
小学校のたしか低学年の頃、覚えている限りではじめて夜眠れない時期がありました。
学校があるから早く寝なきゃいけないのに、一向に眠れない。
寝なきゃ寝なきゃと思うのに眠れず、どうしたらいいのかと焦り、眠れないことで余計に不安になったものです。
ある日、眠れないなら無理に寝ようとせずに本でも読んだらいいんじゃない、というようなことを母に言われてはじめて、夜寝なくてもいいのかと目からうろこが落ちた気がしました。
小さい頃は少しくらい夜眠れなくても次の日に響くことはあまりありませんでしたが、年を重ねるとなかなかそうもいきません。
睡眠が足りないと途端にパフォーマンスが悪くなります。
身体の調子も顕著にいまいちになります。
だからといって、眠れない時は何をどうしてもうまく眠れません。
睡眠や生活のリズムはそれこそ十人十色。
朝早くから動ける人もいれば、朝はゆっくり寝て昼から動いた方が能率があがる人もいます。
夜が一番生産性があがるという人もいらっしゃるでしょう。
普段はよく眠れていても、なにか気がかりなことがあって急に眠れなくなるということもあるでしょう。
今の社会システムは、学校や仕事に合わせて、朝〜夕方まで活動し、夜休むというように、生活のリズムが外側の事情によっておおむね決まってしまいます。
夜だけが休める時間なのにその時間に眠れない、たとえ睡眠不足でも次の日また朝から動かなければならないとなると、夜眠れないことが問題になってしまうのです。
自分のリズムが社会のリズムと合わないために困難や辛さを感じている人も少なくないのではないでしょうか。
生活のリズムだけでなく、個人の特性等と既存の社会システムがうまく合わずにしんどさを感じている人もたくさんいらっしゃると思います。
社会のあり様が、どんな人も生きやすい柔軟で寛容なものであったら、解決する問題がいろいろありそうです。
今はまだ、画一的に決まった社会システムに個人が合わせるのがあたりまえのようになっていますが、少しずつでもそれぞれに異なる個人の特性を生かし、多種多様なニーズに応えることのできる、懐の深い社会へと成熟させていきたいですね。
かしこ
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