こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
【わたしとであう】シリーズ、スタート地点はもちろん「自分とは?」という自問から、というわけで、「わたしはだれ?」というタイトルにいたしました。
今、自分が自分の何を知っているのか、自分のことをどんな風に捉えているのか、思っているのか、評価しているのか。
普段はなんとなく、ぼんやりと捉えているだけの「自分」という存在。
「今」の自分像を明確にすることは、自分を知るためのベースラインとなってくれます。
もしかしたら、それだけでもいくつか意外な気づきがあるかもしれません。
大切な大切なスタート地点は、できれば大きな紙、もしくはたくさん書きこめるノートを使って、後から何度でも見返すことができるように、書き残しながら「自分」を明確にしていきましょう。
筆記用具は複数の色、さまざまなサイズや色のふせん等も活用すると、限られたスペースでも見やすく整理することができると思います。
用意した紙またはノートの中央に、簡単でかまわないので、自分を模した人の形を書き入れてください。
その周りに、自分に関する情報、特徴、性格、普段自分に対して思っていること、自分に対する評価等を、思いつく端から書き出していきましょう。
書き出すものの内容に合わせて色を変えたり、関連するもの同士を同じ色や形のふせんに書いたり、ご自身のやりやすい、見やすいように、たくさん書き出してみてください。
たとえば、まずは名前、年齢、生年月日、出身地、家族構成、今住んでいるところ、所属している学校や会社、持っている資格、身長体重、血液型、等々といった、事実として書ける情報から書いていくと始めやすいでしょう。
そうした情報を書いているうちに、浮かんできた思い出、出来事や人に付随する想いや感情、評価といった、主観的な情報が浮かんでくることがあります。
忘れないうちに、何と関連があるか分かるように、自分の主観的な思考や心の動きも書き出していきましょう。
書き出すことで、今の「自分」を構成する要素とそれらの関係、自分がどう思い、感じているかも含めて、この紙を見れば把握することができるようになります。
また、書き出すのも一度で終わりにしてしまわず、日を置いてまたあらためてそれを見てみて、さらに思いつくことがあれば追加する、というように、できる限り書き足してみてください。
今の自分に関することで思いつくことはだいたい書き出せたかなと思えるところまできたら、今自分は自分のことをどんな風に捉えているのか、おおむね網羅した自分像が書き上がっていると思います。
もし、このワークを通して気づいたことや思ったこと等があれば、別紙にそれも書き出しておきましょう。
自分像はあまり変わらないように感じられるかもしれませんが、状況の変化に合わせて少しずつ変化していきます。
書き出した「今」の自分像から、時を経て何が変わり、何が変わらないのか。
ご自身の変化を捉えるための基準点となってくれます。
自分をテーマにした自由研究のつもりで、少し時間をとって取り組んでみてください。
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