Test. Operate. Test. Exit

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



ここ最近寝不足が続いてしまっています。

コンディションが良くない状態でブログ記事のことを考えても、なかなかいいテーマは浮かびませんし、文章を組み立てるにもいつもよりさらに時間と労力がかかってしまいますね…

寝不足だけでなく、疲れやストレスが溜まっている、心配なことがある、考えすぎて煮詰まってしまった等、さまざまな理由で「うまくいかないこと」はあるものです。



NLPには、目標達成の法則を構図化した、TOTEモデルというものがあります。

Test(試行)、Operate(操作)、Test(試行)、Exit(退出)の頭文字をとったものです。

目標(ゴール)を定めたあとは、そのゴールを達成できると思われる具体的な行動を検討します(Test)。

実際に行動してみて(Operate)、その行動によってゴールを達成できたか、ゴールに近づけたかを検証します(Test)。

ゴールを達成できたら、もしくは十分に検証できたら、TestとOperateのプロセスを退出します(Exit)。



TOTEモデルと意識していなくても、人はさまざまな場面で似たようなプロセスを実行しているものです。

TestとOperateのプロセスはつまり試行錯誤のプロセスだからです。

望む結果や、それに近い結果を得るために、いろんな方法を検討し、試し、その結果からまたよりよい方法を考えて、それを試す、ということは、多くの人があたりまえに取り入れてるやり方でしょう。

TOTEモデルで肝要なのは、試行錯誤のプロセスよりも、そのプロセスを適切なタイミングで抜ける判断をするExitの部分と言えるかもしれません。

Exitは、目標を達成した時、目標を達成するためのステップを進んだ時、試行錯誤が目標達成に寄与していない時に選ぶべき段階です。



「下手の考え休むに似たり」

「下手の考え休むに如かず」



ことわざにもあるように、よい考えも浮かばないのにただ長く考えても、なかなかいい結果にはつながりません。

同じように、うまくいかない方法をどれだけくり返しても、いい結果にはつながりません。

考えても考えてもいい考えが浮かばない時、思いきって考えることをやめて休んでみる。

試行錯誤、TestとOperateのプロセスをくり返してもなかなかゴールに近づかない時、思いきって一度そのプロセスを終わらせる。

Exitの判断が、TOTEモデルのプロセスがうまく働くかどうかの要なのかもしれません。



実際には、Exitの判断は思ったより難しく感じられるかもしれません。

煮詰まるほど考えていることや、こだわりのやり方から離れようとするのはなかなか難しいものです。

それでも、なにをやってもうまくいかない、考えても考えてもいい案が浮かばない、というような時、思いきっていったんそれから離れてみる。

距離をおいてからあらためてながめてみると、これまでとは別の視点に気づいて、前進の目が見えてくるかもしれません。



かしこ

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