こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
いよいよ12月、今年も締めくくりのひと月がはじまりました。
何かとあわただしくなる時期ですね。
外側のタスクが忙しくなってくると、気がつくと自分のペースを見失ってしまっていることがあります。
忙しい状況は終わったのに、何かやり残したタスクがあるような気がしてそわそわしてしまったり、すぐにやる必要のないことにも手をつけて休むのを後回しにしてしまったり…。
なんだか心理的なペースにも慣性の法則が効いているかのようです。
増えたタスクを打ち返すために、一時的にペースあげなければならないことはありますが、自分のペースを忘れてしまわないように、気づいたタイミングで呼吸に意識を向けてみてください。
目を閉じて、鼻からゆっくりと大きく息を吸い込み、お腹をふくらませます。
いっぱいに吸い込んだ息を、ゆっくりと吐ききります。
吸って吐いてで1回、呼吸を数えながら10回ほどゆっくりと深い呼吸をしてみましょう。
1回ごとに、急いた気持ちが少しずつ落ち着いてくるかと思います。
忙しい時や、集中して何かに取り組んでいる時は、呼吸が浅くなりがちです。
浅い呼吸は、長く続くと十分に酸素を取り入れることができず、知らずしらず身体が酸欠状態になっていることもあります。
焦った気持ちに酸欠状態の脳では、ミスが増えたり、物事をうまく整理できなくなる等、パフォーマンスの低下につながってしまい、余計に焦ってしまう悪循環にハマってしまうこともあり得ます。
気が焦ってミスを連続してしまうような時や、手に余る量のタスクで気持ちが急いてしまう時ほど、一度気持ちを落ち着けるために深くゆっくりと息をしてみてください。
自分のペースは、自分が最もよい状態で物事に対処できるペースでもあります。
意識して深い呼吸を取り入れて、身体に酸素を巡らせ、はやった気持ちを落ち着かせて、折々にご自身のペースを取り戻しながら、「師走」の月を乗り越えていきましょう。
かしこ
コメント