「大切なもの」も移り変わる

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



ここ数日東京は風の強い日が続いています。

気温の高い日も増え、まだ2月なのに、季節の変わり目というより春がはじまったというかんじです。

ねこが一人寝する頻度も増えてきました。



寒い時は暖をとるために重宝された飼い主も、あたたかくなるとそうもいきません。

ねこにとっての飼い主だけでなく、いろんなものが当てはまるのではないでしょうか。

毎年毎年の季節の移り変わりにあわせて、ライフステージの変化にあわせて、物事の重要度はそれぞれにくるくると変わるものです。



ある時にはとても重要だったものが、今はそうでもなくなったり、

小さい頃はとてもとても大切に思っていたはずのものを、大きくなったらすっかり忘れてしまっていたり、

若い時は取るに足らないと思っていたものが、失いたくない大切なものに変わったり。

なにを大切に思うか、なにを重要だと感じるかは、その時々のいろいろな要因にあわせて移り変わっていきます。



自分にとって本当に大切なものは、昔も今もこれからもずっと変わらないように感じられるかもしれません。

実際、子どもの頃から大人になってもずっと変わらず大切に思うものがある、という方もいらっしゃるでしょう。

でも、多くの方は、人生の時々で大切に思っていたものが、季節の移り変わりのように自然に、変化してきたのではないでしょうか。



身体や心の成長や変化に合わせて、環境や取り巻く状況の変化に合わせて、変わらないようでいて変わっていく。



今とても大切にしている人も物も、大切だと思うのはもしかしたら今だけかもしれません。

今特別大切だと思っていないものも、先の未来でとてもとても大切に思うようになるかもしれません。

自分の中でゆるぎないように思える価値観も、自分で思っているより自然に変化していきます。



今大切だと感じているものを、しっかりと大切にしてあげてください。

今それほど大切に感じないものでも、なくなった時のことを思うと後悔しそうな気持ちがしたら、一度丁寧に向き合ってみてください。



移り変わりゆくことは自然なことですが、季節のように日々微細に移りゆく変化の中で、大切なものをできる限りこぼすことなく、すくいあげることができますように。



かしこ

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