「好き」は心を守る指針

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



幼少期の刷り込みもあるのか、8月の終わりが近づくと、暑さは変わらなくても、そろそろ夏も終わりという気分になります。

秋は近いとはいえ、まだしばらく厳しい残暑は続くようです。

体調管理をしっかりとして、夏の終わりを楽しみながら秋を待ちたいですね。



以前、心の調子を崩した時に、活字を読むことが負担になっていた時期がありました。

本を読むことが大好きだったのに、読みたいという気持ちが起きない、読もうとしても負担が大きくて読み続けられない。

編み物や、小物やアクセサリーをハンドメイドすることも好きだったのに、何かを作りたいという気持ちがまったく起きない。

少しずつ心のダメージを癒やし、心のエネルギーを蓄えて、ある時何かを編みたいと思い、実際にストールを一着完成まで編めた時、ようやくここまで回復できたと実感しました。

その後、本も楽しんで読めるようになり、ここ最近は、没頭して読む体験もできるようになり、久しぶりに本を好きだった時の感覚が戻ってきたなと感じます。

確かに好きで、嫌いになったわけではなくても、好きな活動を楽しむために必要な心のコンディションがあるようです。



自分の好きなものを、どれだけ把握しているでしょうか。

今、自分は好きなものを十分に楽しめる状態にあるでしょうか。

心が穴の空いたバケツのような状態になっていると、どれだけ満たそうとがんばっても、むしろがんばっただけエネルギーが流れ出てしまいます。

もし、よろこびと楽しみで自分を満たしてくれるはずの「好き」が負荷に感じられる時、心は自分で思うよりもずっとしんどい状態にあるということです。

自分の「好き」に敏感であること、好きなものを楽しめる状態を維持すること。

自分の心を守る上で、とても重要な指針となってくれます。



自分の「好き」を知り、「好き」なことで心を満たす。

自分の心がよろこぶ時間を、できるだけ多く作ってあげてください。



あらあらかしこ

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