こんにちは。 こころの健康支援室 そらいろのmirineです。 秋のはじまりを飛ばして急に夏から秋本番に入ったような日と、日中はまだ残暑が残る日と、一日のうちでも朝晩にぐっと冷え込む等、激しい寒暖差に不調を感じている方もいらっしゃるかもしれません。 東京も、つい数日前まで真夏日の気温だったのが、冷たい雨で一日中初冬のような気温になる日がある等、季節の変わり目の難しさを感じる日々が続いています。 冬から春、夏から秋は、温から暑に変わる春→夏、涼から寒に変わる秋→冬の変化に比べると、心身に負荷の大きい変わり目です。 これまで高温多湿に適応してきた心身を、本来であれば徐々に寒さと乾燥に適応するように変えていくタイミングですが、今年はいつにも増して変化が急なため、適応の難易度が上がっています。 暑さに強く寒さに弱い人や、温かい気候が好きな方等は特に、急な冷え込みに気持ちもネガティブに傾きやすくなっているかもしれません。 身体的には、夏の間発汗や蒸散等、暑さに対して「開く」ことで適応してきた身体が、冷たく乾燥した空気に体温と水分が逃げてしまわないように「閉じる」ことで適応する方法に切り替わっていきます。 これはそのまま、心理的な態勢にもつながっていきます。 つまり、心も外へと向かう開放的な傾向から、内向きに閉じた傾向になりやすくなるのです。 人によっては、「閉じる」動きが性急になることで気持ちが落ち込みやすくなったり、ネガティブな方へ感情が振れやすくなることもあります。 今は寒い季節へ向かうために、生理的に内向きに閉じる傾向になりがちな時季であることを意識しながら、ご自身の心身を丁寧にケアしてあげてください。 寒さにあたると身体はきゅっと縮こまり、筋肉が収縮します。 身体の緊張につられて、心もぎゅっと縮こまってしまいがちです。 筋肉の緊張をほぐして、ほっと心もほぐれるようなケアを意識してあげましょう。 たとえば、お風呂やあたたかい食べ物や飲み物でほっとひと息つく時間を持ったり、穏やかに身体がほぐれてあたたまるストレッチ等も心身を伸びやかにしてくれます。 全般的に、「ゆったり」「のびやか」を意識して過ごすくらいでちょうどいいかもしれません。 変化の大きい季節の変わり目。 自分の心身の声にしっかりと耳を傾けながら、気持ちのいい季節を楽しみたいですね。 かしこ
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