こんにちは。 こころの健康支援室 そらいろのmirineです。 ここ数日で朝晩の冷えこみがぐっと厳しくなりました。 東京では、つい数日前まで日中は夏日の気温になることもあったため、衣替えが間に合わないという方もいらっしゃるかもしれません。 しばらく朝晩と日中の気温差の大きい日が続くようですので、体調に気をつけてお過ごしください。 空気がひんやりしてくると、比喩でなく、身体がぎゅっと縮こまることが増えてくると思います。 身体の熱を逃さず、体温を保つために自然に起こる反応です。 寒さに対して身体が防御態勢になると、心もどちらかというと守りの態勢に向きやすくなります。 あたたかい季節の夏は開放的な気分になりやすく、寒い季節の冬は気持ちが内に向かいやすくなるのも、気候に合わせた身体の動きと少なからず連動しているところもあるのかもしれません。 ぎゅっと縮こまった時の身体の動きに連関した心理状態が喚起されやすいのです。 寒さで身体がぎゅっと縮こまる時、姿勢は丸くなり、筋肉が収縮しています。 これは、身を守り緊張する時と同じ動きです。 リラックスした状態では、筋肉は弛緩し力が抜けており、身体もぎゅっと丸めるよりぐーっと伸ばした方がよりリラックスできます。 寒さに対する身体の反応に連動して、緊張した時や防衛的な時の心の状態になりやすくなることがあるのです。 夏から秋へと気候が変わり、だいぶ空気もひんやりしてきたので、夏の頃と気分がだいぶ変わったと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 身体といっしょに心もこわばっているように感じる時は、身体をほぐしてあげることで、連動してこわばった心の状態もいっしょにほぐしてあげましょう。 寒さで身体が縮こまってしまっている時には、まず身体をあたためることが肝要です。 あたたかい場所に移動する、あたたかい食べ物や飲み物を摂る、お風呂につかる等、ひとまず身体をあたためると、寒さで収縮した筋肉の緊張をやわらげることができます。 さらに、ストレッチや伸びをすることで、意識して筋肉を緩めることで、心もリラックスした状態に促すことができます。 お腹や肺のふくらみを感じられるくらいの深呼吸をすることも、心身の緊張をほぐすのに有効です。 身体や筋肉をほぐし、伸ばす動きを積極的に取り入れてあげましょう。 これから季節は秋から冬へ、日は短くなり、日ごとに寒さが増していく時季です。 自然と縮こまる心身を意識してほぐしながら、寒い季節も伸びやかに過ごしていきたいですね。 かしこ
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