こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
各地で大雨・長雨による災害が続いています。
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
国民や市民が天災で困っている時ほど行政が必要とされる場面はないと思います。
オリンピックよりも、被災された方々と被災地を助けることに注力してくれることを願うばかりです。
災害では当然まずは命を守ることが優先されますが、生死にかかわる出来事というのは精神的にも大きな負担を強いられます。
くり返し災害に関する夢を見たり、何も手につかなくなったり、人とのかかわりを避けたり、眠りが浅くちょっとした物音にも敏感になったり、感情のコントロールが難しくなったり等、さまざまな形のストレス反応が起こり得ます。
それらは、災害という異常な事態に遭遇した時に起こる「正常な」反応で、多くは時間の経過によって改善していきます。
もちろん、被災から立ち直っていく過程でも多くの困難があるために、PTSDが残ってしまう人もいます。
難しい局面に、専門家の手を借りることも選択肢の一つとして当然挙げられますが、大変な状況で専門家につながることが難しい時に、災害に遭った時に心がどんな反応をして、どんな風に回復へのステップを踏んでいくかの青写真を知っているのといないのとでは、心の負った傷を治していく過程にやはり違いが出てくるのではないかと思います。
PEACEMIND様が公開されている「災害時のこころのケア」というPDFが、簡潔に分かりやすく災害時の心のケアについてまとめられていますので、ご紹介させていただきます。
また、こちらは東京都が作成したものになりますが、『災害時の「こころのケア」の手引き』もご紹介いたします。
※リンクをクリックした開いたページの下の方に、『災害時の「こころのケア」の手引き』のパンフレットPDFをダウンロードするリンクがあります。そちらをダウンロードしてご参照ください。
こうした情報は、被災された大変な方をサポートする時はもちろん、災害等の衝撃的な出来事で自分が傷ついた時にもとても役に立ちます。
特に心が傷ついて疲弊している時は、自分の状態を正確に把握することも難しくなるため、自分の状態を確認するチェックリストのようなものがあるととても助けになります。
傷が深いために感情が鈍ってしまい、本当なら他者や専門家の助けが必要であっても、自分ではあまり大変に感じられないということもあるからです。
ぜひ一読して、防災・減災の備えの一つに上記のような災害時の心のケアに関するパンフレットも加えてあげてください。
かしこ
コメント