おいといください

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



短い間に、テレビでよく拝見していた有名な方の訃報が続きました。

テレビでよくお見かけする方々は、直接の知り合いではなくても、心理的にどこか身近に感じられることも少なくありません。

心が揺さぶられるような気持ちになられた方も多くいらっしゃったかと思います。

かくいう私も、小さい頃からさまざまなテレビ番組でよくお見かけした方が、自殺という形でお亡くなりになったことに、少なからずショックを受けた一人です。

亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族や親交深かった皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。



先週のブログ記事にも書きましたが、5月の連休明けというのは、さまざまな条件からメンタルが不安定になりやすいタイミングでもあります。

まだ梅雨入りしていない地域も、今年はすでに梅雨の走りのような天気が増え、心の安定にかかわる脳内伝達物質であるセロトニンが不足しやすい状況も重なっています。



精神的にしんどい、以前は楽しかったことが楽しめない、感情の振れ幅が大きい等々、自分だけではどうにもできないように感じられた時は、当支援室はもちろん、厚生労働省が紹介している電話やSNSで無料で相談できる窓口も多くございます。

お気兼ねなくご利用いただければさいわいです↓↓


心が弱っている時も、身体が弱っている時と同じく無理を重ねないことが一番です。

弱っている時は考えること自体が億劫になってしまって、無理をしている自覚もなく負担を背負いこんでしまうことがあります。

考えることが億劫に感じられる時ほど、ご自身の感覚に集中して、少しでも負担にならない方を選ぶように気をつけてあげてください。



少しでも自分にとって負担になることは、選択肢を目の前にした一瞬「嫌だ」という感覚が必ず起こるものです。

もちろん、日常の中で起きてくるすべての「嫌」を通すわけにはいきませんが、自分自身の「嫌だ」という声に気づいて、それが必ずしも負う必要のない負荷であったなら、ご自身のために嫌なものを退けて、嫌ではないものを選んであげてください。



誰かに合わせること、成りゆきにまかせることが習慣になっている方には、自分の感覚に従って選ぶことを自分本位に感じられたり、難しく思われるかもしれません。

日常の中にある、どれでもかまわないような小さな選択から、一日に一つでも、ご自身に対する善行を積むつもりで取り組んでみてください。



天気の不安定な季節の変わり目、ご自身を大事にいたわってお過ごしください。



かしこ

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