日照の減る季節は腹式呼吸でセロトニンを強化しよう

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



各地で続々と梅雨入りしていますね。

本州では平年より20日ほども早い梅雨入りです。

通常であれば、今は新緑の季節ですが、今年は例年よりも季節の移り変わりが早いようです。



昨年は各地でほぼ丸二ヶ月の間、中休みのない梅雨を経験し、コロナ禍と重なり気が滅入って大変だったという方もいらっしゃったのではないかと思います。

実際、精神を安定させる効果のあるセロトニンという脳内の神経伝達物質は太陽光を浴びることによって活性化し、睡眠にかかわるメラトニンというホルモンは太陽光を浴びることによって分泌のリズムをキープしています。

昨年のように、晴れる日がまったくない梅雨が長く続くと、それだけで心身のバランスを保つことがとても難しくなってしまうのです。

梅雨の時期は、それまでのさわやかなあたたかさから、湿度が上がって蒸し暑くなったり、逆に梅雨寒で肌寒く感じる日がある等、身体的にも季節の変わり目特有のストレスを知らずしらず受けています。

今年はせめて例年並みの長さで、中休みもある梅雨でお願いしたいところですが、天気ばかりは願うことしかできません。



セロトニンは、太陽光を浴びること以外にも活性化させる方法がいくつかありますが、日を浴びることの次に最も簡単にできる方法は呼吸です。

お腹がしっかりふくらむように数秒かけて鼻から息を吸い込み、吸った時の倍くらいの時間をかけてゆっくりと口から息を吐き出す腹式呼吸を5分ほど行うことで、セロトニンを活性化させることができるとされています。

深い呼吸によるセロトニンの活性化は一時間ほど効果が持続しますが、くり返し行うことで脳はセロトニンが分泌されやすい状態に変わっていくそうです。



また、睡眠にかかわるメラトニンは、日中に作られたセロトニンを材料に作られます。

日照時間が減る梅雨時期や冬に気分が落ち込みやすい、睡眠リズムが崩れやすいという方は、日を浴びるチャンスを活用するとともに、毎日の習慣として腹式呼吸を取り入れると、気持ちや睡眠リズムを保ちやすくなるでしょう。



今年の梅雨がどんな風になるかまだ分かりませんが、この時期は心身ともに丁寧にケアしてしすぎるということはありません。

自分で思うよりも早め早めに、心身の疲労やストレスをケアするように気をつけてあげてください。



かしこ

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