こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
遅まきながら、東京の新規感染者数が1000人を超えてしまってからの緊急事態宣言。
すでに多くの自治体で、救急車の受け入れ先の病院が見つからなかったり、陽性者の入院先が決まらない等、医療崩壊の状況にすでになってしまっています。
このような状況でも、リスクを負いながら働いてくださっているエッセンシャルワーカーの皆さまには頭が上がりません。
心より感謝申し上げます。
早期に感染症対策を徹底した台湾では、必要な対策は続けながらも、数万人を集めるイベントの開催も可能な状況にまで社会は回復しています。
さまざまな局面で経済対策を優先した日本では、新型コロナウイルスによる経済への打撃が長引く結果となり、今も続いています。
すでに感染症対策も経済の面でも、個々人の対策でどうにか持ちこたえられる段階を過ぎてしまいました。
まずは人を守る。
人が健康で、安全が確保できれば経済は回る。
日本もそこに立ち戻って、しっかりとした感染症対策で国民と医療と経済を守ってほしいものです。
状況がよくなる兆しも見えない中で、自分や大切な人たちの健康や経済的な問題等、ストレスや心配事に疲弊されている方も多いのではないかと思います。
頭の中で不安や心配事がずっとぐるぐるし続けていると、身体もダメージを受けてしまいます。
コロナ対策のために、友だちと会って気分転換をしたり、愚痴や不安を話し合うこともむずかしい状況ですが、不安や心配事は自分の中に留めておいてもいいことはありせん。
ストレス、心配、不安等でつらい時には、自分の中でぐるぐると苛むそれらをとにかく紙に書き出して、吐き出してみてください。
適当な紙やノートに、頭に思い浮かぶことをそのまま書き出していきます。
書いているうちにいろんな考えがくるくると脈絡なく変わったり、矛盾したことが出でくることもありますが、筋道とか一貫性とか論理等は一切気にせずに、ただひたすら思い浮かぶ考えや感情を書き出してください。
自分の中でぐるぐるし続ける不安やストレスを、書くことで外に出すことが目的なので、字がきたなくてもノートの線の通りに書けていなくてもまったく問題ありません。
気の済むまで書き出していきましょう。
もちろん、一度書き出しただけで不安や心配がなくなって大丈夫になるかというとそういうわけではありません。
しかし、自分の中に積もるばかりだった感情をガス抜きすることで、一時的にでもすっきりした状態を取り戻すことができます。
ネガティブに傾いた状態より、すっきりして少しでもニュートラルに近づいた状態の時の方が、不安や心配にのまれずに物事を考えやすくなります。
書き出した内容を見返すことで、自分の頭の中で堂々めぐりしていた思考を客観的に見つめ直しやすくもなります。
また不安や心配でストレスがたまってきたと感じられたら、何度でも書くことで吐き出してあげてください。
新型コロナウイルスによって生活のあり方が一変してもうすぐ一年になります。
心の健康よりも先にどうにかしなければならないことがたくさんあるかもしれませんが、心の状態は身体の健康とも密接につながっています。
必要な時には専門家のサポートも取り入れながら、どうか心身ともに健康で、このしんどい状況を乗り越えていきたいですね。
かしこ
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