こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
今月もメルマガのバックナンバーをご紹介したいと思います。
もし最新のメルマガにご興味をお持ちいただけましたら、下記URLからご登録いただければさいわいです↓↓
本日は2020年9月配信のメルマガバックナンバーをご紹介いたします↓↓
先日、猫のごはんを買おうとネット通販のサイトを見ていたら、私の大好きな秋冬限定のポテトチップスの販売が今年も始まっていることに気づきました。
12袋セットで送料込ではあるのですが、実は昨年コンビニの店頭価格と比較したところ、ネットのセット販売の方が少し割高だったのです。
今年も価格を見ると昨年同様割高ではあったのですが、結局注文することにしました。
また、先日テレビで新しくできた高級ホテルのスイートルームが紹介されていました。
部屋がいかに広くて高級感にあふれているか、いかに眺めがすばらしいか等、スイートルームのおすすめポイントがひと通り紹介された後に、30万円以上という1泊のお値段が紹介されました。
正直個人的には、紹介されたポイントのどれもが1日の体験として30万円を費やすほど魅力的とは思えなかったのですが、1泊30万円を出してもいいと感じる人もきっといらっしゃることでしょう。
お金や労力や時間といった、自分の限りある資源を何にどう使うか。
その判断の基準となるのがその人の価値観です。
英語の"worth"という単語はしばしば「価値」と訳されますが、「見合う」という言葉の方が語感が近いように思います。
前述の例では、季節限定でしか手に入らない好物12個分を確実に食べられるという体験が、定価より多少割高な価格でも「見合う」と私には感じられた一方、紹介されたスイートルームの1泊の体験は30万円という価格に「見合わない」と私には感じられたということです。
この値段を出すのに見合うのか、これだけの労力をかけるに値するのか、時間を費やす価値があるのか。
さまざまな選択において、人は自分の資源を差し出す対価としてそれが「見合う」かどうかを自分の価値基準に照らし合わせて判断しています。
時間をかけることなく瞬時に判断できることもあれば、見合うかどうかの判断に苦慮することも実際には少なくありません。
決断が重要なものであればあるほど、たくさんの要因や条件を天秤にかけて見合うかどうかを判断しなければならなくなるからです。
そうであっても、人が一度に頭の中で保持できる情報量には限りがあります。
考慮しなければならない要因が多くなればなるほど、納得のいく判断をすることは難しくなってしまうのです。
自分の価値基準は、あらためて問うまでもなく自分には明白なように感じられるかもしれませんが、実は自分でもそれほど明確に把握できていないことも少なくありません。
しかも、価値基準は状況によっていくらでも恣意的に変わりうるのです。
過去の自分にとっては絶対的に重要だと感じられたものが、今の自分にとってはそれほど重要ではなくなっていたということもありますし、逆に昔は取るに足らないと思っていたことが、今の自分には真剣に考えるに値するということもあります。
自分にとって、自分の人生にとって、欠かすことのできない「価値」にはどんなものがあるのか、それらの優先順位はどんな風になっているのか、折々にあらためてふり返り確認しておくことは、日々大小さまざまな事柄について「見合う」かどうかを判断する上で大きな助けになります。
頭の中で一度に保持できる情報量に限りがあっても、自分にとっての価値の優先順位が明確になっていると、頭の中で何をどのように秤にかければいいのかを迷うことも少なくなるでしょう。
今の自分にとっての価値と優先順位を明らかにするには、NLPのバリュー&クライテリアというワークが最適です。
過去に当支援室のセミナーに参加された方の中には、やり方をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
ブログでもやり方をご紹介していますので、ぜひ一度お試しください。
「Value & Criteria」
https://seminastellae.localinfo.jp/posts/8268587
コメント