そらいろメルマガバックナンバー ’20 May vol.1

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こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



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緊急事態宣言が全国に拡大されてから2週間が経ちました。

6日までの期限も延長する方針で調整されているようです。

新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、延長は現状必須の対応と思います。

一方で、アメリカの各地でロックダウンが長期化に対して抗議デモが起こっているように、外出自粛が長期化している日本の都市部でも、多くの人の心の状態には限界が近づいているように感じられます。



東京都は4月25日から5月6日までを「いのちを守るSTAY HOME週間」として、感染拡大防止のために大型連休中の外出自粛を呼びかけるキャンペーンを行っています。

他県でも、来県自粛を呼びかけており、例年であれば多くの人が楽しいイベントや行楽で羽を伸ばすこの時期に、行動の制限を強いられています。

しかし、一つ所にじっとしていることは、実際には意外と難しいものです。例えば、座禅や瞑想等で心を落ち着けて一か所にじっと座っていようと思っても、数分もしないうちにむずむずと身体を動かしたくなってきます。

個人差はありますが、身じろぎもせず、微動だにせず、ただ一か所に座っているということは、実際にはとても難しいものだと感じられると思います。

これと同じように、外出自粛やSTAY HOMEは、今命を守るためには必要なことですが、むずむずと動き出したい衝動をどう扱うかによって、精神的に大きな負担となり得るものです。



日頃から座禅や瞑想、自分自身の内面に向き合うことに慣れている方ならともかく、多くの方にとっては新型コロナウイルス対策のためとはいえ、長期間の外出自粛による精神的な負担は辛いものになっているのではないかと思います。

これまでのように、現状の辛さやストレスを友人とお酒を飲みながら話して解消したり、外出によって気分転換することが容易にできなくなったことで、自分で自覚しているよりもずっと、精神的に負担を感じているということもあり得ます。

家にいながらオンラインで他者とつながったり、家で楽しめること、3密を避けた気分転換等、多くの人ができる範囲でさまざまな工夫をされていると思いますが、それでもうつうつとした気分になったり、イライラすることが多くなったと感じられることがあれば、心のガス抜きが必要かもしれません。



心のガス抜きといっても、難しいことはありません。

とにかく今思っていること感じていることをすべて紙に書き出してしまいましょう。

頭の中で考えているのとあまり変わらないように感じるかもしれませんが、自分の内側でぐるぐると考え続けることと異なり、紙に書き出すのは自分の外にアウトプットする行為になります。

思いや感じたことをそのまま紙に書き出すだけですが、やってみると考えているだけの時よりずっとすっきりするのを感じられると思います。

イライラうつうつとした気分で誰かに当たるよりも、その気分をそのまま紙にぶつけてしまいましょう。



紙に書き出すというアウトプットの作業は、たとえ書いたものを自分しか見ないとしても、ある程度文章の形を作ろうとする気持ちが無意識にでも働くために、頭で考えていただけの時よりも少し整理された形で出力されます。

そうして書き出したものを読むことで、自分が何をどんな風に捉え、感じていたのかを、再認識することもできます。

何より、内側に積もるばかりだったものを一時的にでも外側に出すことで、心が少し余裕を取り戻すことができるのです。

書き出した紙は、もしその方がすっきりするようでしたら、びりびりに破いて捨てたり、やけど等に気をつけながら燃やしてしまってもかまいませんし、記録として取っておいてもかまいません。



今は、得意な人もそうでない人も、命を守るために家にいることが必要な時期です。

これまでと全く違うことを続けるためには、いろいろな面で工夫が必要です。

心のガス抜きのための工夫の一つとして、手軽にできる書き出すという方法を試してみてはいかがでしょうか。

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