そらいろメルマガバックナンバー ’20 Jul vol.1

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こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



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東京では、日々の新規感染者数が緊急事態宣言が発令された時よりぐっと増え、毎日200~300人という数が当たり前のようになってきました。

一方で、国も都も4・5月頃とは異なり、外出自粛も呼びかける程度にとどめているためか、個々人の新型コロナウイルスに対する考え方、意識によって、対策の程度もまちまちといった印象です。

気を張った状態は長くは続けられないものなので、緊急事態宣言の解除によってゆるんだ気持ちを戻せないという人も多いのかもしれません。



新型コロナウイルスの流行によって、感染対策のために推奨される在り方が各所から提示される一方で、それに則っていない人に対するバッシングも問題となりました。

一時期話題となった「〇〇警察」は、話題に上がらないだけでおそらく今も「○○警察」にいそしんでいる人はいるのでしょう。



感染症に感染しない、感染させないためには、もちろん有効と思われる対策をできる限り徹底するにこしたことはありません。

しかし、どんなに「きちんと」を心がけていたとしても、人間はすべてを完璧にすることはおそらくできないのではないのでしょうか。

人より細かいところにまで気を配る完璧主義な人であっても、どんなこともイメージ通りに首尾よく「完璧に」こなせることはないでしょう。

むしろ、自分の理想のように「完璧」にはならない現実に苦痛を感じることの方が多いのかもしれません。



感染症対策だけでなく、自分の思い描く理想のようにはならないことが、生きていると本当にたくさん起きてくるものです。

他者がかかわる物事はもちろん、自分自身に関することでさえ、自分の思い通りに上手くいくことの方が実際少ないくらいかもしれません。

人の思考や想像力には限界があり、可能性や及ぼしうる影響の範囲のすべてを想定することは不可能です。

予想できる範囲は限定されたものであるだけでなく、自分にとってより都合の良い結果を期待してしまうことも多々あります。
そして、期待外れの結果には、ついイライラしたり、失望したりしてしまうものです。



今回の感染症対策のように、できる限り徹底しながら長く続ける方がいいことほど、「完璧」を目指さない方がいいのかもしれません。

完璧とは一分の隙も許されない状態です。

一分の隙も許されないと気を張って過ごす状態を長く保つことはできません。

完璧でないこと、完璧にできない自分に対して寛容でいられること、寛容でいられる心の余裕を持つことによって、結果として必要な対策を息長く続けられるようになるのではないでしょうか。



完璧ではない、時に無駄や徒労にさえと思える「隙」の部分にこそ、予想外の可能性が芽吹く余地が残される。

この先長く続くであろう新型コロナウイルスとの付き合いの中で、感染予防、感染対策を長く続けていくためにも、完璧であることよりも、自分自身や他者に対して寛容であることを目指せるといいですね。

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