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こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
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今年は涼しく長い梅雨のあと、急に猛暑日を超える暑さの日が続いたこともあり、8月は熱中症で救急搬送される方が例年よりも多かったそうです。
身体の違和感や精神的なストレスは、心身から必ずシグナルが出ているものですが、そのシグナルに気づかなかったり、気づいてもこのくらいならと見過ごしてしまったりすることがままあります。
まだ大丈夫、まだ耐えられると、小さなシグナルに気づいても無視してしまった経験は、どなたにも思い当たることがあるのではないでしょうか。
身体的な負担であれ、精神的な負担であれ、最も近くから聞こえるはずの自分自身からのシグナルに、気がつかなかったり、軽く受け止めて後回しにしてしまったりすることが意外と多いように思います。
意識のアンテナが外の世界に向いていることが多いために、自分の内側からのシグナルよりも、外側で起こること、外側からの要求の方がより明瞭に受け止められるのかもしれません。
生活の中で起きるさまざまなことに次々対処しなければならない状況にあると、自分の内側からの小さなシグナルがかき消されてしまったり、つい後回しにしてしまう。
物理的な目で見えるもの、耳で聞こえるものの方が、内側からの声よりもよりクリアに感じられるのは当然のことかもしれません。
人間の意識は感覚器官が受け取った情報を注意という機能で取捨選択します。
注意が向いている方、つまり意識のアンテナが向いている対象についての情報は、他の情報よりもはっきりと感じ取りやすいのです。
意識のアンテナが自分の外側に向いてばかりだと、ともすれば自分の外側からの要求に応え続けるばかりで、自分自身を省みることがまったくないまま何日も何週間も、時には何ヶ月も過ごしてしまうこともありえます。
心身が出す小さなシグナルを見落とさないためにも、一日の間に数分でも、自分の内側に意識のアンテナを向ける時間をとるように習慣づけてみてください。
お風呂に入っている時や、寝る前のちょっとした時間に、身体で違和感や痛みのあるところはないか、精神的に負担を感じていることはないか、一日のがんばりをいたわりながら、自分の感覚に注意を傾けてみてください。
身体の不調も心の不調も、小さな違和感程度の頃にケアをした方が、大がかりな対処を必要とせずに健康な状態を取り戻すことができます。
できる限り早期発見、早期に対処することで、良い状態を長く保てるということは少なくありません。
一番近くから発せられるのに、たくさんの雑音に埋もれてしまいがちな自分からのシグナルに、意識してアンテナを向けるように心がけたいですね。
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