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先日Twitterで、アメリカに観光に行った方が、フェリーのスタッフのおじさんに「日本はホリデーなの?何ヶ月あるの?」と聞かれて10日と答えたら「10日!?僕の休みは4週間あるよ!」と笑われたという話を読みました。 休日祝日で国内一斉に10連休となることは日本でも今年限りですが、そういう形での10連休より、個人が好きな時に月単位の休暇を取れる方が、観光地や交通機関も混雑せず有意義なお休みを過ごせそうです。 日本人は休むのが下手だとも言われます。 今回、実際に10日間お休みを取れた人は半数にも満たないかもしれませんが、長いお休みをもらえるとなった時、逆にどう過ごしていいか時間を持て余してしまうという人も少なくないのかもしれません。 1日約8時間、週5日を拘束されることに慣れてしまって、定年後ようやく区切りのないまとまった時間を手にしてもどう時間をやり過ごしたらいいのか困ってしまうというケースもあります。 自分の人生の時間を外から規定されることが当たり前になっていると、逆に自分の裁量で時間を使うことが困難になってしまうのかもしれません。 何十年とある人生でも、本当に自由な時間というのはとても貴重なものです。 自分に与えられた有限な時間をどのように使うか。 効率的、合理的に組み立てる必要はまったくありませんが、主体的に過ごし方を決めることができると、無意味だ、無価値だという感覚が起きることはありません。 たとえ丸1ヶ月をだらだらと無為に過ごしたとしても、自分でそうしようと決めて過ごしたのであれば無意味でも無価値でもないのです。 必要に迫られて、現実的な要求から、人は人生のいたるところで自分以外のものに主導権を明け渡していることがままあります。 休み等の自由な時間は、その主導権を自分自身に取り戻すことができる時です。 自分の時間を自分で決めて自分の好きなように過ごす、それだけで主体的に生きる感覚を思い出すことができるのです。 自分のために時間を使う。 お休みは、主体的な生き方を取り戻すために必要な時間です。 働き方改革が今後どのように展開されていくのかまだ分かりませんが、どんな人も主体的に生きるために十分なお休みを取れるように制度が整い、誰かがお休みを取る間はサポートし合うことが当たり前になることを願うばかりです。
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