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日々感情はさまざまに揺れ動きます。 一日の間に自分がどんな感情を覚えたのか、試しに数えてみようとすると、自分で思っていた以上に心の状態がくるくると変わることに気づかれるかもしれません。 感情の中でも、「怒り」は比較的キャッチしやすいものです。 一口に「怒り」といっても、ごく小さな不満や不機嫌から激しい怒りまで、微妙な差異を捉えたら色のグラデーションのように無数に挙げられてしまうでしょう。 それでも、自分にとって特に反応しやすいポイントというのは誰しもあるものです。 あなたは普段どんなことに怒りを覚えるでしょうか?イラっとするでしょうか? 人によってイライラを覚えるポイントは違うと思いますが、自分が我慢していることを目の前で他の人が易々とやっていたり、逆にやらずに済んでいるところを見ると、どうも人はイラッとしてしまうようです。 「我慢している」ということは、自分自身に何かしらの制限をかけているということです。 やりたい気持ちを抑えていたり、嫌な気持ちを押し殺していたり…。 子どもの頃、「あなたの方が年上なんだから我慢しなさい」と言われて、きょうだいがやりたいことを好きにやっているのを見ながら、嫌々お手伝いをしたという体験をした人もいるかもしれません。 子どもの頃は、自分のやりたいことや嫌なことがはっきりと分かっていた人が多いのではないでしょうか。 大人になるにつれ、我慢しなければならない状況やシチュエーションを学び、そのために自分の欲求や願望を押し殺すことに慣れていきます。 あまりに慣れすぎると、次第に押し殺すことが当たり前になりすぎて、自分の本当の気持ちを押し殺していること自体にも気がつかなくなってしまうようです。 別に怒るほどのことでもないささいなことでイラッとする時、その怒りの奥には「我慢」があるかもしれません。 社会の中で生きていると、我慢しなければならない場面は数え切れないほど出てきます。 その中には、そうするしか仕方がないというものもあります。 けれども、中には我慢しなくてもいいこと、というものもあります。 我慢とは、自分以外のために自分自身を押し殺すことです。 しなければならないところだけでなく、しなくてもいいところでも自分を押し殺しているうちに、小さなことでもイライラするくらい自分の中に怒りを育ててしまいます。 日常の中にしばしば現れるイライラ。 その中のいくつかはあなたの積み重ねた「我慢」に由来するかもしれません。 つい抑えがちな「〇〇したい」という気持ちや、嫌だという気持ちに気づいて、それが可能な場面であれば、その気持ちを押し殺さずに尊重してあげてください。 知らずしらず自分にかけていた制限を緩めることで、イライラに振り回される頻度を減らすことができるかもしれません。
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