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「一年の計は元旦にあり」 年初めというのは、やはり多くの方が抱負や目標を意識するタイミングだと思います。 特に年の始まりにあたっては、その一年をどんな風に過ごしたいか、一年の間にどんなことを叶えたいか、達成したいか、何を手に入れたいか、というようなことが、抱負や目標として挙げられやすいのではないでしょうか。 試験に合格するとか、資格をとるといった具体的なゴールが明確な場合もあれば、好きな人と楽しく過ごしたいとか、健康第一といったような大まかなイメージで一年の過ごし方を思い描く場合もあるでしょう。 どのような形であれ、抱負や目標、ゴールというのは、自分の資源をどこに注力するか、その焦点を定める効果を持ちます。 自分の「資源」とは、時間や労力、体力、財物、心のエネルギーといった、活動や生活のために必要なものたちです。 それら一つひとつをどのくらい持っているかは個人差がありますが、それらはすべての人に共通して有限のものです。 寿命がどれくらいあるかわたしたちは知ることはありませんが、どの人にとっても時間は有限です。 労力も体力も持てる財も心のエネルギーも、使い過ぎれば底をつく有限なものです。 普段はとにかく目先のしなければならないことに条件反射的にそれらを費やしているかもしれませんが、年初めなどの節目は自分の資源の使い道や使い方を見直すいい機会になってくれます。 すでに今年の目標を立てた方も、まだ考えていない方も、今の自分が自分の「資源」を何にどのくらい費やしているのか、あらためて見直してみてはいかがでしょうか？ 典型的な平日と休日の過ごし方のタイムテーブルを作ってみると、自分が何をすること、誰と過ごすことに時間や労力や体力を使っているのかを可視化することができます。 大切にしたい人や物事に資源を注力しているのかしていないのか、自分自身を大切にするために資源を使っているのかいないのか。 今大きく注力しているものは、有限な資源を費やすに値するものなのか。 すでに立てた目標を達成するために、資源の配分を整理する必要がある方もいるかもしれませんし、自分自身や大切にしたい人や物のために資源の使い道を見直す方もいるかもしれません。 変えたいけれど、今は制限が多くて変えられないという方もいらっしゃると思います。 今すぐ変えられなかったとしても、今の自分が自分の資源を何に費やしているのかを知ることがまずは肝要なのです。 資源の使い道をさらに明確にしたい方は、自分の理想の一日のタイムテーブルを作ってみて、今の典型的な一日のタイムテーブルと比較してみるのもいいかもしれません。 理想のタイムテーブルは、一つではなく、過ごし方によって複数作ってみてもかまいません。 重ねた一日一日が、費やした資源の使い道が、人生を形作っていきます。 自分の人生に常にあってほしいと思う大切な人や物にほど、丁寧にしっかりと資源を注力したいものです。
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