そらいろメルマガバックナンバー ’19 Feb vol.1

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こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



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自分の心の動きをモニタリングしてみると、一日どころかたった数分でも同じ状態でいることはない、ということに気づかれると思います。

ほんの数分、何もせず何も考えないようにしようと思っても、いろいろな考えが次々湧いてはくるくると移り変わり、目移りし、何かを思い出して笑ったり、また別のことを思い出して怒ったり、山積みになっているタスクにうんざりしたり、ちょっとした心配事を見つけて不安になったりもします。

もしかしたら、5分間は何もしない、何も考えないと思っていたのに、急いでやらなければならないことをふいに思い出して思わず動いてしまった、ということもあるかもしれません。



たとえ思惑どおりに5分間身体は動かさずにじっとしていられたとしても、心の中はなかなかそうはいきません。

次々と浮かび上がる思考や感情は、そのどれも長く居続けることはなく、数秒から数十秒くらいすると次の思考、次の感情へと流れていきます。

特に気にかかっていること、インパクトの大きかったものは、移り変わりの中で何度も何度も現れてくることはありますが、意外にもずーっと同じ思考、同じ感情にとどまることはありません。

むしろ、移り変わらずに「とどまる」ことの方が、心にとってはとても難しいことのようです。



にもかかわらず、人はしばしばある特定の感情にとりつかれたように感じることがあります。

たとえば、とても腹の立つ出来事があると、時間がたっても冷めやらぬ怒りがふつふつと湧いてきたり、気がかりなことがあると気持ちの落ち着かない不安な状態が続いたり…

こうした状態になると、心がずっと同じ考え、同じ感情に囚われているように感じられます。

気を紛らわそうと別のことをしても、気がつけばその怒りや不安で心がいっぱいになってしまうからです。



しかし、よく自分の心の動きを観察してみると、実際に怒りや不安を感じているのは長くても数十秒ほどで、ずっと同じ感情に囚われているように感じるのは、それが何度も何度も反復して現れているためだということに気づかれると思います。

他の思考や感情よりも現れる頻度が高いために、「ずっと」そればかりが心を占めているように感じられるのです。



感情も気分も「移り変わる」もの、つまり永続的なものではなく一時的なものです。

本来一時的なものが固定されたように感じられるのは、反復によるもの。

その視点をもってながめると、心もいつもとは違って見えてくるかもしれません。

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