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2018年も残り3ヶ月をきりました。 だんだんと年末の忙しさが視界の射程に入ってくる時期ですね。 とはいえ、秋のこの時期はまだ比較的穏やかに日々を過ごせる時期ではないでしょうか。 楽しいイベントも多く、開放的な気分になりやすい夏に対して、日が短くなり、徐々に気温の下がる秋から冬にかけては、身体が寒さから自分を守ろうとする動きに比例するかのように、心も内へと向きやすい時季になります。 呼吸で言えば、春夏は吐き出す時季に対して、秋冬は吸い込む時季と言えるかもしれません。 己の内側に目を向けやすく、忙しさに追いつかれる前の今が、もしかしたら1年をふり返ったり、少し先のことを考えたりするにはちょうどいいタイミングかもしれません。 今年はどんな1年だったでしょうか？ 目標や抱負は達成できたでしょうか？ 今年の残りをどのように過ごしたい、もしくは過ごせるでしょうか？ 来年や再来年に、実現したいことやこうなりたいというイメージ、したいことはあるでしょうか？ どんなことでも、頭で考える時にはいろいろなことがごちゃごちゃと混ざってしまうことに気をつけると、建設的なふり返りができるようになります。 頭は連想ゲームのように次々と新しい考えを思いつき、いろんな感情がわいてきます。 浮かんでは次、浮かんでは次と移り変わるので、自分ではどんなに論理的に組み立てて考えているつもりでも、気づかないうちにどこかで必ず整理しきれていない部分が出てきたり、自分に都合のいい部分にばかり焦点を合わせてしまったりしてしまうものです。 頭でだけ考えていると、たくさんの思考や感情をそれぞれ分けて取り扱うのは至難の業です。 どんなにたわいなく些細な考えでも、浮かんできたものを書き出して、分類することで、ぐっと頭の中を整理しやすくなります。 たとえば、1年をふり返り、少し先の未来を思う時は、下記のようなことを区別して分類すると整理をしやすくなるかもしれません。 ・今年達成したこと、できたこと ・達成したこと、できたことに付随する感情 ・今年はできなかったこと、心残りなこと ・できなかったこと、心残りなことに付随する感情 ・この先やりたいこと、達成したいこと ・なぜやりたいのか、達成したいのか ・やりたいこと、達成したいことができたときにわいてくるだろう感情 ・どうしたらやりたいこと、達成したいことができるか、達成するために必要なこと、アイディア あまり細かく分類すると分からなくなりそうな時は、過去・現在・未来の時間軸と、事実・思考・感情を区別してみてください。 時間軸は分かりやすいかもしれませんが、最初は事実と思考と感情が、どれがどれともつかないように感じられると思います。 どうしても区別できないと感じたら、当てはまると感じるところすべてに同じことを書いて残しておきましょう。 区別しようと意識して考えることが多くなると、後で見返したときに、これは事実だけどこれは感情だったとか、一つの文で思考と感情が混ざってるから二つに分けようという風に、自分なりに分けられるようになってきます。 こうして頭に浮かぶことを分類しながら書き出すことで、頭だけで考えていたときには気づかなかった自分の考えや傾向に気づきやすくなります。 あと少し残った2018年と、少し先に迫っている新しい1年を、より自分にとって望ましい過ごし方ができるように、書き出しながら2018年をふり返ってみてください。
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