〇〇してもいい、しなくてもいい

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



素で、「もう7月も終わりですね」と書きはじめそうになってしまいました(笑)

7月のコロナ感染からはじまって、自分に影響が大きいことも小さいことも含めちょっとごたごたが立て続いたこともあって、8月がはじまったと思ったら終わりかけてる、そんな気分です。



東京は、朝晩少し気温が落ち着く日が増え、秋の気配を少しずつ感じられるようになってきました。

季節の変わり目は夏の疲れもあらわれてくる頃です。

夏休みが明け、生活リズムが変わるタイミングでもあります。

いつもより少し注意深く、心身の調子をメンテナンスしてあげてください。



日常の中にはたくさんの「~ねばならない」「~すべき」があります。

外側からはめられる枠もあれば、マイルールのように自分で課したものもあるでしょう。

普段は特に何も思わずに、「(当然)そうするもの」と思ってしていたことが、時にしんどく感じたり、やりたくなくて辛く感じられたりすることはないでしょうか。

コンディションのよい時には何も疑問に思うことなくできることも、心身のエネルギーが不足すると急に負担に感じられるのです。



しなければならないことなのに、ひどく億劫だったり嫌になってしまうと、それをするのために自分を余計に奮い立たせなくてはならなくて、普段の100倍もエネルギーを使うような気持ちにもなります。

実際、不足しているエネルギーを無理やり絞り出しているために、この「嫌々」「無理やり」を重ね続けると、どこかで身体か精神か、その両方かで、深刻な状態になってしまうこともあります。

普段は何とも思わなかった「~ねばならない」「~すべき」を負担に感じたら、それは「エネルギーを使いすぎですよ」の重要なサインと捉えなければなりません。



エネルギーは、身体を休め、心を休め、できる限り自分の好きなように過ごすことで蓄えられます。

文字通り、「英気を養う」ことです。

そうは言っても、十分に英気を養えるまで好きなことだけして過ごすというのは、実際にはなかなか難しいものです。

あらゆる「~ねばならない」「~すべき」をやらなければ、途端に生活が頓挫してしまいます。

必要な「~ねばならない」「~すべき」をこなしつつ、できる限りエネルギーを蓄えられるように、「〇〇しなきゃ」と思った時、「〇〇してもいいし、しなくてもいい」と言い換えてみましょう。



やらないとどうしても立ち行かないものは、「〇〇してもいいし、しなくてもいい」と言い換えてみても、それでもやっぱりやらないといけないと感じます。

一方で、「しなくてもいい」と思えたものというのは、「~ねばならない」「~すべき」と思って(思い込んで)いただけで、実際には「した方がよりいい」とか「した方が都合がいい」というようなものだったりします。

「ねばならない」「すべき」「しなきゃ」を、「してもいいし、しなくてもいい」と言い換えてみることで、自分の中で無意識のうちに無いものにしていた「しない」という選択肢を、あらためて浮かび上がらせることができるのです。



「してもいい、しなくてもいい」という言葉は、自分自身に選択権があること、自由であることを思い出させてくれます。

億劫に感じる時、嫌だと思う時、やらなくてもいいと思えることが増えるだけでも、精神的な負担はぐっと軽くなります。

「してもいい、しなくてもいい」で本当にやらなければならないことを厳選して、少しでも心の負担を軽く、自由に、英気を養えるようにしてあげてください。



かしこ

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