#公認心理師試験 書籍レビュー①

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今回から購入した書籍のレビューをご紹介したいと思います。

書いてみたら長くなってしまったので、まずは前回の記事で★マークでご紹介したものの中から、①ブループリントを網羅するための参考書に該当する以下の3冊を取り上げたいと思います↓↓

(いずれも記事内で表示している価格は購入した当時の価格になります)

 ★公認心理師必携テキスト 学研メディカル秀潤社

 ★公認心理師出る!出る!要点ブック+一問一答 翔泳社

 ★公認心理師のための臨床心理学 福村出版

①ブループリントを網羅するための参考書
オススメ度★★★★ 公認心理師必携テキスト 学研メディカル秀潤社 4860円


こちらは第一回試験の受験勉強のために最初に購入した参考書です。

ブループリントに合わせた章構造になっていて、フルカラーで図表も多く、ブループリントの各項目で最低限要求される内容をしっかりと押さえる上でベースとなってくれました。

試験で問われる範囲が広い上に深いため、本は大きく分厚く重いのですが、それでもこの本一冊ではまったく試験対策として追いつきません。

この本だけで勉強すると、過去問等を解いていても、「本には出てたけどそこまでは書いてなかった!!」と何度も思うことになると思います。

しかし、受験勉強の基礎として絶対に押さえておかなければならないものを網羅してくれていると思います。

ブループリントの項目を一つ一つきちんと押さえた教科書的なものをお探しの方にはおすすめの一冊です。



私が購入したのは2018年4月に発行された最初の版のものですが、現在は改訂第二版が発行されています。

第二版の内容は、2019年12月に発表された新しいブループリントに沿って改訂されていますが、第四回試験で再度ブループリントが改訂されれば、新しい版が出るかもしれません。

ご購入の際には、最新の情報をご確認ください。
オススメ度★★★ 公認心理師出る!出る!要点ブック+一問一答 翔泳社 2592円

要点ブック+一問一答というタイトルの通り、ブループリントに沿った章構造で、各項目の最低限押さえておかなければならない要点をコンパクトにまとめている一冊です。

各章の終わりには、復習のための一問一答が用意されていて、付属の赤シートで知識の定着具合を測ることができます。

公認心理師必携テキストよりも持ち歩きしやすいサイズと重さのため、外出先での勉強に向いています。

公認心理師必携テキストと掲載されている情報がちょっとずつ違うため、ノートまとめの際に相補的に使用しました。

2019年4月に発行され、改訂版は出ていませんが、この本の一番の難点は正誤が何十とあったことです。

中にはまったく間違った内容が記載されているところもありましたので、こちらの本をご使用される際は必ず出版社が提供している正誤表をWebでご確認ください。

正誤の量だけで使うのをためらうには十分ではあったのですが、コンパクトな中にも必要なポイントがよくまとめられている本だとは思います。

もし改訂版が出されるようであれば、正誤が出ないように一層気をつけてほしいところです。
オススメ度★★★★ 公認心理師のための臨床心理学 福村出版 3190円

こちらは第三回試験に向けての受験勉強のために追加購入した一冊です。

前述した二冊とは異なり、こちらはブループリントを網羅する参考書ではなく、大学や大学院の「臨床心理学概論」のテキストとして、また公認心理師や臨床心理士の試験対策のためのテキストとして作られています。

そのため、前述した二冊よりも丁寧に臨床心理学領域と、臨床心理学の活動領域としての医療、教育、福祉、産業領域の情報が紹介されています。

特に臨床心理の領域について、ブループリントに沿って最低限の要点を紹介する本だけでは足りない部分を、この本で補完して勉強を進めました。

「公認心理師のための」というタイトル通り、各節には関連する公認心理師試験の過去問も挿入されていて、試験対策テキストとして知識の定着を確認しながら読み進めることができます。

試験対策としてだけではなく、手元に置いておきたい一冊です。
簡単にではありますが、各本について、受験勉強で使用した感想をご紹介させていただきました。

次回は、第三回試験の受験勉強に使用した残りの4冊のレビューをご紹介したいと思います。



かしこ

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