心持ち一つ

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今週は、お盆休みをとられている方も多いかもしれません。

安全第一、健康第一で、よい夏休みをお過ごしください。



お休みになると、やりたいことがたくさんあって、休みが足りないと感じられるでしょうか。

それとも、特別したいことも浮かばず、特に何をするでもなくお休みが終わってしまうでしょうか。

お休みといえど、やらなければならないことがたくさんあって、やりたいことどころじゃない、ということもあるかもしれません。



どんな風に過ごす一日も、人生の中の一日に変わりありません。

しかし、その一日に対して自分がどんな印象、どんな感情を抱いたかによって、人生にどんな彩りが加わるかが変わります。

とても楽しく、充実して過ごした、よい印象の一日は、心がうれしくなるあざやかな思い出となってくれるかもしれません。

どんな過ごし方をしたとしても、せっかくのお休みを無駄に過ごしたと感じていたら、その一日はネガティブな体験の記憶の一つとなっているかもしれません。



お休みといっても、すべてを自分のしたいこと、やりたいことで楽しく過ごせるとは限りません。

家族がいれば、自分の希望より家族を優先しなければならないこともあるでしょう。

自分一人の采配で過ごせるとしても、やりたいことに自分の心身のコンディションがついてきてくれるかはまた別の問題です。

心身のコンディションは充実していても、やらなければならないことがたまっていたら、そちらを優先しなければならないこともあります。

たとえ、自分の好きなことができたとしても、それを「させられている」「やらされている」と感じていたら、楽しいとは思えないかもしれません。

客観的に見て、とても楽しく、お休みを満喫していると思う過ごし方をしていても、「仕方なく」「しょうがないから」という気持ちでいれば、本人の主観的な体験は、「楽しい」「満喫」というところからは遠いところにあるかもしれません。

どんな風に過ごしたか、ではなく、どんな心持ちで過ごしたかが、一日の印象を形作るのです。



「やらなきゃいけないから」「仕方ないから」「やらされている」、こうした思考は、自分の行動、自分の決断の理由を、自分以外の人や物事に求めています。

自分の本意ではないことを選ばされた、させられた、という認識では、何をしたとしても、自分にとってよい体験にすることはとても難しいでしょう。

たとえ仕方のなかったことでも、自分でそう決めたんだからと、選択や決断、行動の責任を自分で引き受けることで、体験を自分にとって価値あるものにすることはできるかもしれません。



自分で選択し、自分で決め、自分でそうしたけど、そうするしかなかった、仕方なかった。

そうするしかなく仕方なかったけど、自分で選択し、自分で決め、自分でそうした。

どちらの方が、より良い時間、より良い体験を過ごせそうでしょうか。



お休みだけでなく、人生を通して、どんな心持ちで過ごすか。

どうぞ良いお盆休みをお過ごしください。



あらあらかしこ

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