【わたしとであう】カンテラをしるべに

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



皆さんは、自分自身と良い関係を築けているでしょうか?

自分自身との「関係」なんて考えたこともない、という方もいらっしゃるかもしれません。

他者との人間関係を良くしたいと思う人は多いと思いますが、自分との関係を良くしたいと思う方は、もしかしたらそれほど多くないかもしれません。

多くの場合、「問題」を自覚することが「良い状態にしたい」と思うきっかけになることもあって、自分自身との関係改善の必要性を感じないということは、今自分自身について自覚する問題がない状態とも言えます。

だからといって、本当に問題はないのか、自分自身との関係が良好かというと、必ずしもそうとは言えませんが。



人が生きる上で、「自分」について考えることがない、考えなくても済んできた、という人は、よほど現実が思う通りにつつがなく展開してきたか、自分自身と向き合うことに強力な心理的防衛が働いているかのどちらかです。

それくらい、人生には起伏がつきものですし、主体的に生きようとすれば自分自身と向き合うことを避けて通ることはできません。

どんな人生を生きたいかという大きな展望から、今何を食べたいか、飲みたいかといった小さな望みまで、意識して選ぶためには自分自身に問いかけることが不可欠だからです。



自覚できる意識の領域で「自分」を考えなくて済むということは、無意識の領域に「自分」のコントロールを明け渡しているということです。

自分について、意識的でなくても、無自覚でも、時間は進み、歳を重ねていくことはできます。

無意識にコントロールを明け渡していても、それなりに満足する人生を歩むことももちろんあります。

それでも、自分自身と向き合うことを避けて通ることができないという人も、きっと一定数いらっしゃるのではないかと思うのです。

私自身にとっては、自分と向き合うというのは避けて通れないどころではなく、結果としてライフワークとして取り組む以外に選択肢がないことでした。

一億総中流社会が崩れ、「こういう風に生きれば死ぬまで安泰」というレールも脆くなり、外から提示される枠が頼りなく足元が不安定になればなるほど、軸となる柱を自分の内側に持つことはきっと誰にとっても大きな助けになるでしょう。



自分自身と向き合う必要性を感じている方、人生に息詰まり、行き詰まりを感じていらっしゃる方、何にも依らない心の安定を手にしたいと思われる方に。

自分と向き合うというのは楽な取り組みではないかもしれませんが、自分自身と良い関係を築く、その一助となるようなお話を、今後少しずつブログでまとめていきたいと思っております。

試験的に、一部の内容を有料公開とすることも考えておりますが、シリーズを通して何か響くもの、お役に立つものをお届けできればと思います。



ご自身と向き合う勇気を持つすべての方に、心からの尊敬と激励をこめて。



かしこ

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