過去見て 未来見て 今が見える

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今年も早残り二ヶ月となりました。

ずっと日中あたたかいこともあって、11月どころか、10月中もなんだかまだ9月くらいのように感じてしまいましたが、日の短さに目を向けると、秋もすっかり後半に入っていると実感せざるを得ません。

今年は暖冬の予測とのことでしたが、あたたかいのに秋の終わりにいるような、錯覚の中にいるような気になってしまいます。

年の瀬が近づくと慌ただしくなりますが、2024年の良いスタートにつながるように、大切に過ごしたいですね。



年末近くになると、一年の締めくくりや来年のことに思いが向くことが増えますが、忙しいタイミングでもあるため、今年をふり返り、新しい一年をどんな年にしたいか、時間をとってじっくりと考えるのが難しいことも少なくありません。

そうこうしているうちに年越しを迎えて、バタバタと新しい一年のスタートを切ってしまう、ということも珍しくないかもしれません。

以前月一のセミナー・ワークショップを開いていた時は、12月ではなく11月に来年の道筋をイメージで描くタイムラインのワークを行うようにしていました。

当ブログでも、毎年忙しさの増す前のこのタイミングに、来年への準備をはじめることをおすすめしています。

まだ早いような気がしてしまうかもしれませんが、十分な時間を取れるタイミングと考えると早すぎるということもないのです。



新しい一年のような未来の道筋を思い描く時、現在地としての今をしっかりと捉えることが必要不可欠です。

どんなに詳細な地図を持っていても、現在地が正確に定まらなければ、行きたいところへたどり着くのはとても難しくなってしまいます。

地図を作ろうとしているのであればなおさらです。

現在地は、立ち位置によって決まります。



立ち位置は、自分だけでは定まりません。

自分と、自分の周囲、とりまくものとのかかわりの中で、今の自分がどんな位置にあるのかが定まります。

未来に対する始点としての現在地も、過去、今、未来のつながりの中で把握することで、道筋のポイントとして見えてくるのです。



時間という流れの中で、環境という空間の中で生きる人間は誰しも、「今だけ」「自分だけ」で独立して生きることはできません。

過去から今、ほんの少し先まで来ている2024年。

自分の為してきたこと、成してきたこと、為さずにきたこと、成さずにきたこと。

活かし、生かしてくれる周囲とどんなつながりで、かかわりで、今の自分があるか。

どこまで精細につかめるかが、新しい一年のビジョンの解像度にもつながるのです。



慌ただしい中で選び取る望みや目標も悪くはありませんが、ご自身のためにじっくりと時間をとって今の立ち位置を見つめてみると、慌ただしさの中では見えなかった深いところにある望みや目標が浮かび上がってくるかもしれません。



かしこ

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