自分を好きになれる方を選ぶ

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



10月も下旬に入り、少しずつ今年もしめくくりの時期が近づいてきている気配を、そこここで感じるようになってきました。

まだ、だけど、もうあと少し先にある気配。

どんな気持ちで、どんな状態で、年越しを迎えていたいか。

そのために、一日一日を大切に重ねていきたいですね。



あれをする自分。

これをする自分。

あれをしない自分。

これをしない自分。

大きなことから小さなことまで、人は一日のうちに無数の選択と行動を積み重ねています。

あなたは、今の自分のことを好きでしょうか。



選択の基準は、その時々でいろいろあるでしょう。

その方が楽だから。

その方が楽しいから。

その方が得だから。

その方が正しそうだから。

特に明確な理由を自覚することもない、なんとなくの選択も多いかもしれません。

それでも、選択の一つ一つ、行動の一つ一つが「自分」を形作っています。



何を基準にして選んだことであっても、自分の選択に必ずついて回る軸が一つあります。

それは、その選択をした自分は「好き」か「嫌い」か、という軸です。

あらゆる選択も行動も、「自分」という存在の表現です。

たとえ、選択の基準が損得や利害であっても、別の理由があったとしても、一つ一つの選択について、行動について、自分はそれを選んだ自分、選ばなかった自分、行動した自分、しなかった自分を、無意識のうちに好きになったり、嫌いになったりしているのです。

もちろん、自分自身に対する好悪を自覚した上で、他の基準をもとに、好きじゃないと分かった選択をすることもあるでしょう。

しかし、自分自身に対する好悪に影響があるとは思いもしていなかった選択に対しても、自覚もしないほんのわずかな差異で、その選択をした自分を好ましく感じたり、不快に感じたりしているのです。



日常の中の小さな、「これをするか、しないか」「どれを選ぶか、選ばないか」。

今日の仕事のお供に、コーヒーを選ぶか、紅茶を選ぶか。

自分で淹れるか、買いに行くか。

今洗濯物を片づけるか、後で片づけるか。

残業して仕事を終わらせるか、明日やることにするか。

どちらを選んでも、どれを選んでも「正解」はない、その時々の状況で、何を基準とするかで「最適な選択」はいくらでも変わる。

そんな選択だからこそ、「今」自分が何を選ぶ方が自分を好きになれる感じがするのか、日常の中の小さな選択の前に、そう自分に問いかけるのは、大切なことなのかもしれません。



小さな選択の一つ一つに、自分に対する好きへの重みと嫌いへの重みが付随している。

頭では分からなくても、感覚には表れているそれをキャッチするためには、「好き」の感覚、「嫌い」の感覚に、意識を向ける練習が欠かせません。

自分を好きだと感じられる選択を重ねて、自分を大切にしてあげてください。



あらあらかしこ

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