こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
今年の冬至は、21日だそうです。
冬至は、北半球では一年で最も夜の長い日です。
「一陽来復」という言葉もある通り、冬至の日を境に、今度は少しずつ日が長くなっていきます。
個人的には、冬至を過ぎ、新年を迎えると、寒さの中にあっても「春」を感じさせる物事が増えるので、冬が好きな身としては、毎年ほんの少しさみしく感じる時期でもあります。
春が待ち遠しい方には、ようやく冬至か、という思いかもしれません。
地球の季節的な変化に合わせて、地球上の生き物にそれぞれ特徴的な行動の変化があるように、人も季節の変化に合わせて心身を適応させています。
少しずつ寒さが増し、昼の時間が短くなり、夜の時間が長くなる冬至までの期間は、気持ちも内向きになりやすい時期です。
一年の区切りが近いこともあり、自然と自分自身のことをふり返りやすいタイミングかもしれません。
冬の夜の、凛として冷たく澄んだ空気は、自分の内側に目を向けるのをそっと後押ししてくれる気がします。
自分の内側には、見たいと思えるものよりも、できれば目をそむけていたいものの方が多いかもしれません。
見たいものだけ見たい、見たくないものは無きもののままにしておきたい。
どれも確かに自分の中にあるものだけれど、自分の中にあっていいものと、あったら困る、できれば無いことにしておきたいものがあるということは、自分のある部分だけは良いものだけど、別の部分は拒否してネグレクトしているということです。
どんな自分もまるっと自分であると認めて、受け入れることができないということです。
自分自身を、愛することができないということです。
生きていく上で、自分自身と必ず向き合わなきゃいけないということはありません。
でも、周りに振り回されず、自分にしっかり根をおろして、自分をしあわせにして生きたいと望む時、自分自身と向き合う作業は避けて通ることはできません。
自分の内側へと意識を向けやすい冬の力を借りて、自分の中に自愛の種を増やしていけるといいですね。
あらあらかしこ
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