「今」を視界に入れる

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



12月も半ばに入り、毎日いっそう慌ただしく、気忙しくなっているかもしれません。

もうすぐ終わる、もうすぐはじまる。

でも、まだ終わってない、まだはじまっていない。

一年の締めくくりまであと少し。

慌ただしさに流されてしまわず、どうかご自身を大切にお過ごしください。



一年の切り替わり、年度の切り替わりのように、「この時に確かに来ることが決まっていること」が迫ってくると、つい目線は先へ先へと向きがちになるかもしれません。

この時期は特に、仕事でもお休みとお休み明けを考えた動き方が求められ、家庭でも年越しのための準備に奔走していたりと、どうしても先を見て過ごすことが増えてきます。

「先々のために」できること、やらなければならないことの優先順位が高くなると、どうしても「今」が後回しになりがちです。

大変な時ほど折々に立ち止まって、未来の自分を助けようとばかりして、今の自分を犠牲にしすぎてしまっていないか、自分に問いかける機会を作ってあげてください。



この先のため、ここを超えたら楽になる、そのために今がんばっていることは、未来の自分には大きな助けになるかもしれません。

しかし、もし今の自分が、本当に疲れていて、本当にしんどくて、本当に嫌で、細く小さいけれど心にずっと響く悲鳴を上げているとしたら。

助けるべきは、未来の自分よりも、今の自分の方かもしれません。



「未来」は、まだきていない、いつかの「今」です。

目線が今より先の未来ばかり見ていると、いつも「今」が視界に入らなくなってしまいます。

それでも、人が体験できるのは、未来でなく、過去でなく、「今」だけなのです。



先々のために必要なこと、大切なことをする。

でも、そのために、「今」の自分をないがしろにはしない。

今、私が必要としていること、よろこぶこともする。

もしかしたら、難しく感じられるかもしれません。

しかし、「今の自分」をちゃんと視界に入れてあげる習慣がつくと、忙しい中でも、今の自分に必要なもの、欲しているものを取り入れた動き方ができるようになっていきます。



もうすぐ終わる、もうすぐはじまる。

でも、まだ終わってない、まだはじまっていない。

ここには、「今」しかない。

もし慌ただしさに流されそうになっていたら、「今」のあなたの望んでいることを、すくいあげてあげてください。



あらあらかしこ

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