本当に望んでいることは行動にあらわれる

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



元日の能登地震から、余震も続き、多くの人が願うようには救助や支援は進まず、胸の痛くなる状況が続いています。

1月1日に災害が起き、その救助や支援のために予算がつかないと動かないことがもしあるのだとすれば、正月休みどころか成人の日の三連休も明けた9日に被災者支援のための予備費支出を閣議決定するのでは、あまりに遅すぎる動きのように思います。

民間の支援が難しい時ほど、公的な支援が迅速に行き渡ることを願ってやみません。

一日も早く、穏やかな日常が戻ることを心からお祈り申し上げます。



一年のはじまりにあたって、今年の目標や叶えたい願いごとを考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

常々望んでいることや、現実に即した願いや目標は、挙げようと思えば簡単に思い浮かぶかもしれません。

ぱっと思い浮かんだものや、そこから掘り下げたことで、今年の目標や願いごとリストをすでに完成させたという方もいらっしゃるでしょう。

こうした時に出てくるのは、頭で考えた自分の望みです。



一方で、自分でも気づいていない「好/悪」が、身体の感覚や行動にあらわれることがあります。

必要だと分かっているのにどうしても腰が重かったり、やりはじめても長続きしなかったり、何度トライしても三日坊主で終わってしまう、というようなことは、もしかしたら心の奥底では本当はやりたくないと感じていることかもしれません。

頭ではこうしたいと思っていたり、望みを叶えるために必要だと思っていても、思うように行動がともなわないのです。

そういう時に、怠けていると感じたり、飽き性でダメだと思ってしまうかもしれませんが、頭で考えた望みが本当の自分の望みと合っていないために、十分な行動に繋がっていないのかもしれないのです。



人は、鏡を通さずには自分の姿を自分で見ることができないためか、自分のことをよく分かっていると同時に、どうしても見えていない、把握できていない面が必ずあります。

自分が何を望んでいるかについても、頭で考えた望みの外側に、見えていない「望み」があることがあります。

自分の行きたい方向と合っているはずなのに、必要なはずの行動に気が乗らなかったり、長続きさせることができないという時、そこには自分の「本当の望み」があらわれているかもしれません。



ご自身の心の内だけでなく、外にあらわれる行動にも目を向けてみると、自分が本当に望んでいるところが見えてくるかもしれません。



かしこ

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