春のそわそわにはゆっくり深呼吸で

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



ここ数年、東京では3月の半ば頃には桜が咲いていましたが、今年はこれから桜のシーズンがはじまりそうですね。

「サクラ咲いたら一年生♪」と歌にもあるように、私が小さい頃は桜は入学式の頃に咲く花という印象だったので、今年は昔のような桜のある入学式になりそうです。



いよいよ新年度のはじまりも目前。

新年度からはじまる新しい生活に、ドキドキしたり、ワクワクしたり、落ち着かない心地の方も多いかもしれません。

「どうなるか分からない」というのは、期待も不安もふくらみやすいものです。

実際にはじまってしまうと、目の前のタスクや課題をどうにかするために動けるようになりますが、はじまる前というのは、実際に動けることは限られていて、どうなるだろうと想像することしかできないため、気持ちが期待と不安を行ったり来たりしてしまいます。

もしかしたら、その行ったり来たりによって、新生活がはじまった後と同じくらい精神的にエネルギーを消耗してしまっているかもしれません。



4月からはじまる新生活や、ちょっとした変化を思うと気持ちがそわそわと落ち着かないという方は、落ち着かない状態に気がついた時に、ゆっくりと息を吐き出すことを意識してみてください。

吐く息に、ドキドキやそわそわ等の落ち着かない気分を乗せて、息と一緒に自分の中から吐き出すイメージで、落ち着くまでくり返してみてください。

この時、息を吸うことよりも、しっかり吐ききることの方を意識してあげてください。

呼吸が浅く早くなりがちな方は、息を吐く時に10秒数えてみるのもいいかもしれません。



気持ちが落ち着かない時というのは、気持ちがあっちに行ったりこっちに行ったり忙しなく動き回っている状態です。

ゆーっくりと深い呼吸をくり返すことで、うろうろと当て所なく動き回る気持ちを、呼吸に合わせたゆっくりとしたペースに導きやすくなります。

気持ちも動き続けるとエネルギーを消耗し続けてしまいますが、一時的でも落ち着く時間を作ることで、消耗をおさえ、エネルギーを蓄える機会を作ることができます。



そわそわと落ち着かず、あれこれと考えをめぐらせて動き続ける心をペースダウンして、できる限り心のエネルギーを蓄えながら、新年度に備えておきたいですね。



かしこ

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