
こんにちは。
こころの健康支援室 そらいろのmirineです。
8月もあと少し。
すでに夏休みが終わり、新学期がはじまっている学校もあるようです。
8月はどんな一ヶ月だったでしょうか。
夏の疲れを癒やしつつ、9月を迎えたいですね。
今年は、例年よりも早くから厳しい暑さが続いてきましたが、残暑も長く続く予報のようです。
体感できる「夏の終わり」は、もしかしたらしばらく先かもしれませんが、暦の上ではすでに立秋が過ぎ、秋が来ています。
「夏バテ」「夏の疲れ」「残暑バテ」「秋バテ」等、夏の終わりから秋のはじまりは、不調を感じる方が増えるタイミングでもあります。
夏の間しのいできた暑さによる負荷で、自分で思っているよりも心身はダメージを蓄積しているかもしれません。
特に今年は、各地で連日猛暑日を記録する、普段比較的暑さが厳しくない地域でも猛暑が長く続く等、暑さによるストレスが強い夏となりました。
夏の間、無理を重ねてしまったという方はもちろん、しっかり養生して過ごしたという方でも、本格的に秋の気候に移り変わる前に、一度ご自身の心身の状態をしっかりと把握し、少しずつでも夏の疲れを癒やすように、ご自身をいたわってあげてはいかがでしょうか。
「暑さ」は、心身に負担を及ぼすストレッサーの中でも、「物理的ストレッサー」に当たります。
ストレッサーから刺激を受けると、心身はさまざまなストレス反応を生じます。
ストレスに対する耐性も、ストレスに対してどんな反応が生じるかも、人によって異なりますし、同じ人でもその時々によって変わることもあります。
時には、ストレスを自覚しないことが上手すぎて、自分はストレスフリーに生きていると思っていることもあります。
しかし、今年の夏の暑さは、例年になく厳しく長いものだったので、いつもの夏は平気でも、今夏の暑さには多くの方が心身の負担を感じていらっしゃるかもしれません。
いつもより疲れやすくないか、億劫に感じることが増えていないか、食事や睡眠はしっかりとれているか、昼夜逆転等、生活リズムが乱れていないか等、ご自身の調子や生活をあらためてふり返ってみてください。
特に気づくことがないという方も、生活していてストレスがまったくないということは、おそらくありません。
ストレスを受けると、そのストレスに気づいていなくても、ストレス反応として心身には歪みやこわばりが生じています。
気づいた時に、意識的に身体にぎゅっと力を入れて脱力する筋弛緩法を試してみると、知らずしらずこわばっていたり、力が入っていたところをゆるませることができます。
北海道医療センターの緩和ケアチームが紹介している、漸進性筋弛緩法のやり方のホームページをご紹介いたします。
筋を痛めたりしないように、力を入れる時は、最大力の70~80%程度を目安に入れてみてください。
また、すべての部位をやらなくても、心身をゆるませ、リラックスしやすい状態に導くことができます。
心身の緊張をゆるめ、余計な力を抜き、リラックスすると、身体の回復を担う副交感神経が優位になり、夏の疲れから回復しやすい状態になることができます。
ぎゅっとして、心も身体もゆるめて、過ごしやすい秋を待ちたいですね。
あらあらかしこ
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