普段とは違うペルソナで

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今日はハロウィンですね!

私が子どもの頃は、まだハロウィンはイベントとして定着していませんでしたが、今ではすっかり秋の一大イベントになりました。

平日ではありますが、仮装してイベント等にお出かけの方もいらっしゃるかと思います。

どうぞ安全第一で、楽しいハロウィンをお過ごしください。



ハロウィンの仮装は、元々はおばけや化け物等、恐ろしいものが定番ですが、現代では子どもの仮装やイベントとしての仮装で、アニメのキャラクターやお姫様等の仮装をする人も珍しくありません。

ハロウィンが広まるにつれ、風習としての仮装だけでなく、イベントとして楽しむ要素が強くなっていったのかもしれません。

それくらい、普段とは違う格好をするということは、子どもにとっても大人にとっても特別な非日常の体験です。

憧れているキャラクターや、大好きなお姫様と同じ格好をすると、なんだか自分じゃないような、ずっと素敵になったような、ワクワクした気分になる。

ハロウィンでなくても、仮装でなくても、いつもより華やかな装いを身にまとうことで、いつもと違った心持ちになるような体験は、思い当たる方もたくさんいらっしゃるかと思います。

自分が服を選んでいるようでいて、実際には服によって自分自身が大きく影響されているのかもしれません。



普段の自分とは違う装いをする。

自分自身は変わっていないはずのに、見た目が変わっただけでとても新鮮な気分になったりします。

華やかで楽しい気分になったり、逆に身の丈に合わないような、そぐわないような気持ちになることもあるかもしれません。

普段の自分と装いが変わることで、自分の中の普段とは違う側面にスポットライトが当たります。



「装い(よそおい)」が「装う(よそおう)」と動詞になると、「身なりや外観を整える。また、美しく飾る。(weblio辞書より)」という意味の他に、「表面や外観を飾って、他のものに見せかける。ふりをする。(weblio辞書より)」という意味も加わります。

普段と違う装いには、普段装っているペルソナ(自己の外的側面)とは違うペルソナを被ることにもつながります。

いつもは表に出ることのない自分の一面が、装いを変えることで表に出やすくなる。

その体験が楽しく感じられる人もいれば、居心地悪く感じられる方もいらっしゃるでしょう。

いずれにせよ、服をはじめとした装いには、自分の内面が映し出されるのです。



普段は表に出ないように抑圧している側面を表に出せる機会というのは、きっと子どもだけでなく大人にとっても、非常に稀有な機会であり体験となると思います。

普段の服装はどうしても実用性やTPOに縛られてしまいますが、ハロウィンの仮装のような場は、自由度の高い表現ができるようになります。

いつもとは違うご自身の新しい側面を表現する。

どうぞ皆さま、楽しいよいハロウィンをお過ごしください!



かしこ

コメント

タイトルとURLをコピーしました