重陽の節句

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今日は9月9日、重陽の節句の日です。

節句というと、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句が浮かぶかと思いますが、元々は一年に五回節句がありました。
今ではあまり馴染みがありませんが、9月9日は最後の五回目の節句になります。



中国の陰陽思想では、奇数は陽の数とされ、特に9は陽数の極とされていました。

9月9日はその9が重なるため「重陽」と呼ばれ、強すぎる陽の気を払う行事が行われていたそうです。

後に、陽の重なりをめでたいこととする考えに変わり、邪気を払い長寿を願う祝い事の節句となったそうです。



陰陽思想においては陰が悪く陽が良いという考えはなく、どちらも必要不可欠であり、不可分であるとされています。
陽であれ陰であれ、過剰であれば障りがあると考えられていたようです。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということでしょう。



他の節句と比べて重陽は、今ではほとんど行事として特別何かを行うことは稀になっていますが、重陽の節句にあやかって、無病息災と長寿につながる新しい習慣をスタートするのもいいかもしれません。

今の生活習慣を見直してみたり、運動やストレッチ、定期的なマッサージ等の心身のコンディションを整えるアクションを取り入れてみたり、身の回りをきれいにしてみるのもよさそうです。



自分のためにいいことを取り入れて、よい秋をお過ごしください。



かしこ

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