暑さにゆれる自分の状態をキャッチしよう

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



今年は、梅雨に入る前の方が梅雨らしく、梅雨に入ってからはむしろ夏本番のような暑さが続いています。

6月には、真夏日や猛暑日の最多日数の更新が相次ぎ、長期予報でも高温が続く見込みのようです。

暑さによる負荷の大きい季節、何卒ご自愛ください。



酷暑とも称されるここ最近の暑さは、元気でいようと思うと、身体の感覚に細やかに注意を払わざるを得ない環境となっているかもしれません。

気温、湿度、日差し等、さまざまな要因に影響されて、快/不快が少しの差で反転する。

ある時は心地よい暑さが、ある時は容赦なく体力を奪い、生き返る心地に思えた涼しさが、少し経つと身体の芯から冷やす冷気に感じられたり。

ひと口に「暑い」と言っても、人によっても、状況によっても、暑さによって感じていることも、身体の反応も、まったく違っているかもしれません。

単純に気温の高さに参っていることもあれば、湿度や汗によるベタつきに不快感を感じていることもあるでしょう。

気温が高くても、風があれば心地よく感じられるかもしれませんし、それほど不快に思っていなかったけれど、身体は脱水に近い状態になっていた、ということもあるでしょう。

そう考えると、夏は、必要に迫られるという点で、自分の身体の感覚に意識を向けやすい季節と言えるかもしれません。



自分の身体が何を感じているか、快適か不快か、だるさや眠気はないか、水分は足りているか、身体に熱がこもりすぎていないか、暑いからと冷やし過ぎてはいないか、等々、身体の調子を保つためには、自分の身体の感覚に普段よりずっと注意を向けないと、近頃の暑さでは簡単に熱中症になってしまいます。

自分の心身の反応を敏感にキャッチし、適切なタイミングと的を射た対処で、暑さによる負荷を軽減し、自分を良い状態に整える。

普段、自分の状態にあまり頓着しないという方には、夏という季節は難易度が高く感じられるかもしれません。

一方で、外側からの刺激が強い分、心身の反応も大きくなるため、普段自分自身をあまり省みることがないという方にも、自分の感覚、自分の状態に気づく練習をしやすいとも言えます。



単純に気温が高いだけでは済まない日本の夏の暑さは、ご自身の状態を細やかに気にかけるチャンスになります。

日々、少しずつ変わる天候に、ご自身の身体がどんな反応をし、どんな状態にあるのか。

どうすれば自分に無理を強いることなく、暑さにバテてしまわずに、この夏を過ごせるのか。

ご自身の身体と心が訴える声を聞き、拾い上げて、大事に夏を越えたいですね。



あらあらかしこ

コメント

タイトルとURLをコピーしました