3つのRで免疫力を上げよう

こんにちは。

こころの健康支援室 そらいろのmirineです。



緊急事態宣言は11都府県まで拡大されました。

国主導のGoTo施策で旅行や外食が奨励された期間をはさんだこともあり、最初の緊急事態宣言の時よりも自粛への意識がなかなか上がらない、新型コロナウイルスへの警戒心がゆるんでしまったという方も少なくないようです。



先日家の近くに救急車が来ていたのですが、搬送先の病院が見つからなかったのか、1~2時間ほど動かずに止まったままでいたのを見かけました。

東京では、PCR検査で新型コロナウイルス陽性となっても、入院先調整中で自宅に居ざるを得ない方がすでに8000人を超えています。



新型コロナウイルス感染者やコロナ疑いの患者さんと、新型コロナウイルスに感染していない患者さんとは完全に分けなければなりません。

たとえ病床が空いていたとしても、他の患者さんと完全に隔離できる環境とコロナ対応可能なスタッフがいなければ、病院は院内感染、院内クラスターを起こさないためにも新型コロナウイルス(疑い)の患者さんを受け入れることはできません。

環境もスタッフも、一朝一夕で整えられるものではありません。

すでにいる患者さんたちを守りながら、急増する新型コロナウイルスの感染者増に対応するために、どの病院も苦心されていることと思います。



どうか皆さま御身お大事に、お気をつけてお過ごしください。



こういう時だからこそ、免疫力を損なわないためにも、ストレスを溜めすぎないように3つのRを心がけてみましょう



★ 3つのR ★

・Rest(休養)

刺激にさらされて疲れた脳と身体を休ませるには、良質な睡眠を十分にとることが肝要です。



・Relaxation(癒し)

気持ちがゆったりとほぐれ、くつろいで過ごすことができる時間をもちましょう。

例)深呼吸、ストレッチ、入浴、瞑想等



・Recreation(活性化)

大きな負担にならない程度に身体を動かしたり、楽しめる活動をすることで、脳のポジティブな回路を活性化することができます。

例)趣味、娯楽、散歩、運動、音楽、ゲーム等



ストレスがかかると、自律神経のうち活動(エネルギー消費)にかかわる交感神経の働きが活発になります。

3つのRのうち、特にRestとRelaxationは、休息(エネルギー貯蓄)にかかわる副交感神経の働きを促す効果があります。

ストレスにより交感神経の働きが亢進し、エネルギー消費に傾いた状態が長く続くと、心身は消耗してしまいます。



さらに、ストレスによって体内で生産されるコルチゾールというホルモンは、ウイルスやがん細胞とたたかうナチュラルキラー細胞(NK細胞)を減少させることが分かっています。

「はたらく細胞」をご覧になった方はご存知と思いますが、NK細胞は笑うことで活性化されます。

また、NK細胞は、好きなことを楽しんでいる時や、十分な睡眠、適度な運動によっても活性化されます。

3つのRを心がけることは、ストレスによる免疫への影響を解消することにもつながるのです。



新型コロナウイルスの流行が長期におよび、なお終息の兆しも見えない中で、ストレスも長期化しているという方も少なくないと思います。

しっかりと睡眠をとり、心をほぐし、心地よくすることのできるものを生活に取り入れていきましょう。

自分だけではなかなか難しいと感じられる時は、心の専門家のサポートを受けることを検討してみてください。
一人でも多くの方が健康にこのコロナ禍を超えることができますように。



かしこ

コメント

タイトルとURLをコピーしました