こんにちは。 こころの健康支援室 そらいろのmirineです。 今週は、前半は季節外れのあたたかさ、後半は真冬の気温と、15度以上の寒暖差となっています。 こうした天気の急変に、多かれ少なかれ心身はストレスを受けていますので、連休もどうぞご自愛なさってお過ごしください。 今日は猫の日ですね! SNS等でたくさんの猫ちゃんの画像が見られるので、連休直前の平日の心をほっこりさせてくれます。 昔から、世界中で多くの人たちがペットをはじめとした動物とのふれあいからさまざまな効果を享受してきました。 まだ科学的な根拠は明らかになっていないものの、動物とのふれあいを通して多くの人が体感している効果もあれば、現在では科学的に立証されているものもあります。 たとえば、動物とのふれあいによって、「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」とも呼ばれるオキシトシンの分泌が増加するという研究は、近年知られるようになってきました。 先日はテレビで、胎児期〜赤ちゃんの頃に家にペットがいた子どもの方が、そうでない子どもよりも大きくなってから食物アレルギーになりにくいという研究があると紹介されていました。 動物とのかかわりが人間にどのような影響を与えているかについて、さまざまな側面から研究が進められています。 身体心理学を専門に研究されている桜美林大学の山口創先生は、スキンシップの効果について、オキシトシンの分泌によるリラックスやストレス軽減効果とともに、皮膚にあるC触覚繊維という神経線維への刺激による情動喚起の効果を紹介しています。 C触覚繊維は、快/不快や安心感、嫌悪感といった情動を喚起する役割があり、ベルベットのような柔らかいものに触れることで、C触覚繊維がより良く刺激され、心地よさを感じやすいそうです。 (参考リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsop/42/2/42_9/_pdf) また、山口先生は、スキンシップには、身体レベルでは体温の維持を助け、情動レベルでは安心や心地よさを喚起し、認知レベルでは相手との愛着や信頼関係を築く効果があるとしています。 動物とのかかわりが人にもたらす影響も、触感と情動との関係も、愛着についても、まだまだ研究の途上ではありますが、動物との穏やかなふれあいは、愛着というシステムを持つ人間にとって、時に大きな助けとなってくれるもののようです。 少なくとも、私自身は、身近にいる動物たちに癒やされている一人です。 222の猫の日に、動物たちに心からの感謝を! かしこ
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